WSLの新しいインストールフォーマット WSL向けのUbuntu環境として、新しい世代のフォーマットを用いる新バージョンの提供が開始されました。これは昨年11月に行われたWSLのアップデート以降に利用できるようになった新しい形式で[1]、実質的には「ルートファイルシステムをただのTarファイルにまとめたもの」に、テキストベースの設定ファイルを付随させたもの、というシンプルな設計となっています。 この新しいフォーマットでWSL向けUbuntuがリリースされることには、いくつかの意味があります。これがイメージのリリースを宣言するblogの中では「Easier Deployment」「Enterprise-Ready」「Customization」の3つのキーワードで説明されているのですが、WSLに用いられるフォーマットに詳しくないとほとんど把握できないので、順番に見ていきましょう。 まず既
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