起業を思い立ったのは高校生のときなんですよ。親元を離れて一人暮らしをしていたせいか、いつも友だちが家に遊びに来てくれました。みんなで将来のことを考えたり、他愛もない話で盛り上がったり。それが無性に楽しかったんですね。こういう状態をずっと続けるにはどうすればいいだろうと考えて、思いついたのが会社を作ることでした。 23歳で起業して、最初はホームページ制作や企業システムの受諾開発をしていたんですが、営業力や技術力も実績もなかったので、しんどい割に儲からない。このままだと一緒に働いている人が辞めてしまうのではないかと心配になりました。どうせやるなら人気があるモノを作りたかったし、すごいチームを作りたかった。すごいチームを作るためには、すごいプロダクトが必要だと思いました。それでできたのが「pixiv(ピクシブ)」だったんです。 コミュニティが少しずつでも着実に成長していくことが重要 pixivは