今回の震災による燃料不足への対策として、JR東日本では、 全国からかき集めた蒸気機関車を東北地区に投入する。これによって線路が復旧した後の運転本数を最大限確保する計画だ。JR北海道やJR西日本が所有している蒸気機関車を貸し出す方針で、大井川鐵道や真岡鐵道も協力を検討している。 石炭は被災した製鉄所で使われずに持て余していたものを買い取ることで比較的安定した量を確保できる見込みで、補助燃料として震災で発生したがれきの木材を利用することも検討している。 JR東日本は「全力で輸送力の確保に取り組みます」とのコメントを発表。また地元自治体からは早くも「観光資源として、復旧後も運転を継続してほしい」等の声が上がっているという。