函館本線山線をいく 「北斗星」で札幌方面へ向かった前回。今回は長万部駅で「北斗星」を下車し、小樽行き普通列車に乗り換えるところから。乗り換えるといっても、「北斗星」はここから室蘭本線に入り、函館からの函館本線はこちらの方。が、普通列車のみの区間だ。この9時8分発を乗り過ごすと、次は12時19分までしか列車は通らない。小樽駅には9時台の列車に乗ると12時42分に着くといい、3時間34分のちょっとした旅がまた始まるのである。 長万部駅の次が二股駅。ここは駅舎というか待合室が貨車を改造して造られている。その次の蕨岱駅は車掌車を改造した待合室。北海道は、貨車や車掌車を改造した待合室をもつ駅が多いのだ。待合室といっても駅舎はないので、事実上の駅舎。長万部駅からの函館本線は「山線」と呼ばれるように、山間を走っていく。雪を頂く羊蹄山やニセコアンヌリが車窓から楽しめ、行楽気分に酔いしれる。 長万部に着いた