風呂に入っていたら思い出したので書く。 かなり前の話だが、ある女性と別れた。どちらかというと振られた。すごく人なつっこい感じの子だった。末期はひどい状態になっており、常に争いごとが絶えない状態。互いに疲れており、もはや建設的な話題ができない状況にあった。一人暮らしの私は、その頃引っ越しをしていた。新しい家で気分一新と思ったのだが、そのときちょうど別れ話を持ち出された。脊髄反射気味に了解してしまったのだが、まあよく考えれば、一時的な環境のせいもあって仲が悪くなっていたのだし、別れたことを非常に後悔した。長く付き合ったのに、最後の対面は非常に短かった。あっけないものだと思った。その後、折に触れて思い出しながらも自然と時間がたち、記憶も薄れていった。連絡も取らなかった。 ある日、風呂に入っていて、その日は珍しく換気扇をつけずに風呂に入った(寒かった)ので、出てきて洗面所の鏡が非常に曇った。また通