ジャニー喜多川氏死去、ジャニーズ事務所への公取委の注意、そして吉本興業の混乱――今年の夏、芸能界ではさまざまな出来事が巻き起こった。 そうした大きな話題の影で、AKB48は半年ぶりのシングル「サステナブル」を9月18日にリリースすると発表した。通常であれば3ヶ月おきにシングルが発表されるが、選抜総選挙がなかった今夏は半年の期間が空いた。 各グループを中央に集権化する年に一度のイベントは、地域密着を本義とするAKBグループにとって、矛盾をはらむ強い「呪縛」となっていた。そんな総選挙から解き放たれたこの夏、静かに存在感を失いつつあるように見えるAKB48はどこに向かうのか──。 史上最大の汚点・NGT48 昨年から今年にかけて、AKB48グループではさまざまな出来事が生じた。その多くは、決してポジティブな内容ではない。 なにより注目されたのは、やはりNGT48(当時)の山口真帆による暴行被害事
