離散ラプラシアン微分座標とは、簡単に、己の頂点位置と、己の1隣接頂点の重心位置との、差分ベクトルである。よって、グラフの任意の頂点について、離散ラプラシアン微分座標を計算することができる。この演算操作を「離散ラプラシアン演算子」と呼び、計算結果である微分座標そのものを指す場合もある。(以下、「離散」は省き、単に「ラプラシアン」と記述するが、以下の話はあくまで「離散ラプラシアン」の話である) グラフ中の全頂点数をNとすると、全ての頂点(x0, x1, ..xN-1)についての、ラプラシアン演算子を求める操作は、(x0, x1, ..xN-1)T に、NxNのラプラシアン行列Kをかける操作として、簡潔に表現される。ラプラシアン演算子行列をK、もとの頂点座標群(x0, x1, .., xN-1)Tをx、対応する微分座標群(Δx0, Δx1, .., ΔxN-1)TをΔx、とすると、 Δx = K
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