横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区と桜木町駅周辺を結ぶロープウエーを整備する構想が浮上していることが23日、分かった。民間企業が整備、運営し、市は関係機関との調整や許認可手続きなどを支援する見通し。東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年に向けて市が公募、選定した事業提案の一つ。実現すれば、横浜赤レンガ倉庫やよこはまコスモワールドなどが立地する同地区へのアクセス手段の選択肢が広がり、観光客誘致にもつながりそうだ。 関係者によると、整備運営を検討しているのは、アミューズメント施設開発の泉陽興業(大阪市)で、同地区と同駅周辺を結ぶ海上の遊歩道「汽車道」沿い約600メートルに索道を整備する構想。同社が経営するコスモワールドへの同駅からのアクセスは現在、汽車道に集中しており、アクセス向上や混雑緩和の狙いがあるとみられる。 市はMM21地区や横浜駅、関内駅周辺地区などの都心臨海部の回遊性