【カイロ=溝田拓士】イスラム過激派組織「イスラム国」は、インターネット上の機関誌「ダービク」最新号で、日本を「十字軍(米主導の有志連合)の公式メンバー」として名指しで批判した。 さらに、支持者に対し、ボスニア・ヘルツェゴビナやマレーシア、インドネシアで日本の外交団を狙ってテロ攻撃を行うよう呼びかけた。 最新号は、今月9日にネット上で発行されたとみられ、ノルウェー人と中国人の男性計2人を人質にしていることを明らかにした。このほか、トルコの海岸で死亡したシリア難民の男児の写真を載せ、「十字軍の戦場に向けた危険な旅」と説明。シリア中部の世界遺産パルミラの神殿の爆破写真も掲載した。