創業1931年、清流と深き緑に囲まれた標高1,050メートルの渓谷に佇む一軒宿「扉温泉 明神館」。88周年を迎えた2019年以来、より寛げる旅館を目指して一部客室や館内のリニューアルを行い、新たな魅力を発信し続けています。 2022年4月には、和洋2種の朝食メニューをリニューアル。常に進化を続ける老舗旅館を、一休コンシェルジュ編集部が取材させていただきました。 標高1,050メートル、神話に由来する地にひっそりと佇む一軒宿 「扉温泉 明神館」までは、長野県松本市の中心部から車で約45分。2台の車がやっとすれ違えるほどの細い山道を進むと、標高1,050メートルの渓谷に、手付かずの自然に囲まれて佇む一軒宿が見えてきます。 この谷にそびえ立つ大きな二枚岩が、日本神話の岩戸に由来するとも伝えられている扉温泉。神様達が湯治に訪れる場所だったとも言われており、そこから「明神館」という宿の名が付いたそ