「あれ、海岸の近くで家が増えている…」 いったいどういうことなんだろう。9年前の東日本大震災で各地の沿岸部では津波による甚大な被害を受けました。もしかしたら、リスクの高いエリアで住宅が増えているのかもしれない…。そこで、南海トラフ巨大地震で津波が想定されているエリアをオープンデータで徹底的に分析してみました。(社会部記者 齋藤恵二郎 宮崎放送局記者 牧野慎太朗 佐藤翔)
関東の想定地震:プレート型と首都直下型・19ケース想定 首都直下のM7クラスの地震及び相模トラフ沿いのM8クラスの地震等の地震に関して、過去の大地震、プレートから発生する地震、活断層から発生する地震の3ケテゴリーから、地震動分布図19パターンを想定して、夫々のパターンの各種災害予測図:液状化、津波、浸水、建物全壊・半壊、焼失、携帯電話不通、ライフライン(電気、ガス、上下水道)被害率、避難者、帰宅困難者、その他の災害リスクを 大画面(画面をクリック)で掲載します。 南海トラフ地震 長周期 超高層ビル最上階の揺れ幅は2m~6m(27.12.17) 内閣府検討会が初の報告書 内閣府の検討会は17日、南海トラフ巨大地震による長周期地震動が超高層ビル(高さ60メートル超)に与える影響を初めて報告書にまとめ、公表した。想定される最大クラスの地震では、特に東京、名古屋、大阪の3大都市圏で大きな影響が予
南海トラフ地震の津波被害を想定して、高知県が建設していた「津波シェルター」が完成し、25日に落成式があった。崖に縦横の穴を掘ったもので、自力で高台に上るのが困難な高齢者でも避難しやすいのが特徴だ。県によると、津波シェルターの建設は全国初という。 シェルターが設置されたのは、同県室戸市の都呂(つろ)地区。最大71人収容できる。崖をくりぬいた横穴(高さ3・5メートル、幅3メートル、奥行き33メートル)と縦穴(直径2・5メートル、高さ23・9メートル)を組み合わせたL字形。横穴には2重の止水扉を設け、縦穴にはらせん階段があり、崖の上に出られる。 県内では全国最高の34メートルの津波高が想定され、都呂地区でも最高10メートルと考えられている。同地区は住民234人の半数が65歳以上で、地震発生から最短16分で津波が襲ってくる。崖の上に逃げなければならず、住宅が密集していて津波避難タワーも建てられない
静岡県から大分県にいたる西日本の広範囲にわたり見舞うとされる南海トラフ地震。その震源域は、駿河湾から日向灘にいたる太平洋岸の海底だ。昨年の3月、内閣府が発表した想定被害、最大で死者32万3000人、経済損失220兆円という数字に信じられない思いをした人も多かったろう。 なぜ、そこで、そんな巨大地震が起こるのか? 世界の地震の約1割が日本で発生 地球が「球形」をしているのは、長い地球の歴史からみれば軟らかい玉だからだ。地球は重力によっていびつな形からきれいな玉へと形を変えてきたが、その動きは今も進行している。地球の表面は厚さおよそ10~100kmの数十枚のプレートと呼ぶ「岩盤」で覆われていて、このプレートは1年に数ミリから数センチずつ動き続けている。「ハワイは刻々と日本に近づいている」のだ。 日本列島は、北米プレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートという4つの巨大岩
内閣府が29日に発表した南海トラフ巨大地震の被害想定では、23区の最大津波高が江東区と品川区で2.2メートルだった。島しょ部の最大は新島村で30.9メートル。東日本大震災の経験を踏まえ、東京都はマグニチュード8(M8)級の海溝型地震にも耐えられるよう、都内の水門や堤防、港湾施設の耐震性を強化していく。23区のほかの最大津波高は1.8~2.2メートルだった。島しょ部では7~30メートル。死者数最
南海トラフ地震の被害想定に関する朝日新聞デジタルの特集ページです。お住まいや仕事場などの市区町村を選ぶと、予想される最大震度や最大津波高、被害想定などが表示されます。
埼玉県は、県内で想定される津波被害を県の地域防災計画に項目として盛り込むため、具体的な検討作業を始めた。 東京湾を津波が襲い、県内を流れる荒川を遡上(そじょう)する可能性が指摘されていることから、東日本大震災を踏まえた被害想定見直しの一環として盛り込むことにした。海岸のない内陸県では全国初の取り組みという。 東京湾で起きる津波の高さについて、国の中央防災会議は2005年に公表した首都直下地震の被害想定で約50センチ未満と予測。03年に公表した東南海・南海地震の被害想定でも1~2メートル未満としている。 だが、東日本大震災を受けて同会議の専門調査会は津波対策の見直しを行い、関東大震災を引き起こした「相模トラフ」での巨大地震を政府による首都直下地震の想定に加える最終報告書を昨年9月にまとめた。
室町時代の明応東海地震(1498年)で、静岡県沼津市では津波が約36メートルまで遡上(そじょう)した可能性があることが、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授らによる調査で明らかになった。 新潟市で開催中の歴史地震研究会で17日、発表した。 国の地震調査研究推進本部によると、明応東海地震はマグニチュード8・2~8・4。静岡地方の津波による死者は約2万6000人と推測されている。 都司准教授らは、同地震の津波でヒラメがあがったという伝承が、沼津市戸田地区の平目平に残っていることに着目。現地で測量を行い、海抜36・4メートルまで津波がさかのぼったと考えられると結論づけた。 静岡県の津波対策はこれまで、1854年の安政東海地震をもとに行われてきたが、都司准教授は「明応の津波は、安政の3倍程度高い。1000年に1度の津波でも人命を守るには、明応の津波を考慮して避難所を設定すべきだ」と、見直しを求めてい
「此処(ここ)より下に家を建てるな」――。 東日本巨大地震で沿岸部が津波にのみこまれた岩手県宮古市にあって、重茂半島東端の姉吉地区(12世帯約40人)では全ての家屋が被害を免れた。1933年の昭和三陸大津波の後、海抜約60メートルの場所に建てられた石碑の警告を守り、坂の上で暮らしてきた住民たちは、改めて先人の教えに感謝していた。 「高き住居は児孫(じそん)の和楽(わらく) 想(おも)へ惨禍の大津浪(おおつなみ)」 本州最東端の●ヶ埼(とどがさき)灯台から南西約2キロ、姉吉漁港から延びる急坂に立つ石碑に刻まれた言葉だ。結びで「此処より――」と戒めている。(●は魚へんに毛) 地区は1896年の明治、1933年の昭和と2度の三陸大津波に襲われ、生存者がそれぞれ2人と4人という壊滅的な被害を受けた。昭和大津波の直後、住民らが石碑を建立。その後は全ての住民が石碑より高い場所で暮らすようになった。 地
A wave approaches Miyako City from the Heigawa estuary in Iwate Prefecture after the magnitude 8.9 earthquake struck the area, March 11, 2011. REUTERS/Mainichi Shimbun A wave approaches Miyako City from the Heigawa estuary in Iwate Prefecture after the magnitude 8.9 earthquake struck the area, March 11, 2011. REUTERS/Mainichi Shimbun
みなさんご存じの通り、27日に発生したチリ沿岸部で発生した巨大地震に伴って 発生した津波は、太平洋を17000kmも横切って、日本に昨日襲来した。 この津波に先立って、気象庁は太平洋沿岸に大津波警報と津波警報を出した。実際、 最大で1.2mの津波が観測されており、沿岸の町や漁業施設に被害が出ているようだ。 ●チリ巨大地震、日本に大津波・津波警報 最大1.2メートル観測(CNN) http://www.cnn.co.jp/science/CNN201002280001.html しかし一部では「大津波警報は大げさだったのではないか?」との意見があるようだ。確かに 昨日は朝から晩までほぼすべてのTV画面には津波警報のアラートが表示されていて番組は 見づらかったし、沿岸を走る鉄道が運休したため休日が台無しになった人もいるだろう。 その結果、10cmだの、1mだの高さの津波。「これじゃ台風の時の波
米地質調査所(USGS)によると、チリ南部コンセプション近郊で27日早朝、マグニチュード8.3の地震が起きた。ロイター通信によると、首都サンティアゴでも建物が揺れ、停電が起きた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く