「お酒やデザートがストレス発散になり、長い目で見て幸福への手助けになるという価値観と、医学的に人体にとってアルコールや精製されたシュガーが悪質に働く、という問題はまったく別なんだよ」 「あったりまえじゃん、そんなことはわかってるよ」 「違う、わかってない。日本人はそのあたりをぐちゃぐちゃにしがちなんだよ」と言います。そして、その感覚は日本人特有のものだと彼は続けます。世界中で日本人だけのもの、だと。 「ハッキリ言って、アルコールも精製された砂糖も人体にはまったく必要ない。悪い、ものなんだよ。その事実は変わらない。シュガーは、悪い。それ以上でも以下でもない」 「うん」 「で、その上で、そうは言っても、たまには食べたいよね。身体には悪くても、幸せを感じるから、少しくらいはいいよね、っていう意見には個人的に賛成する」 「どう違うの?」このあたりから僕はこんがらがって来ます。 「全然違う。0.00