スーパーカーの代名詞「カウンタック」や、V型10気筒エンジン搭載の大ヒットモデル「ガヤルド」、スーパーSUVという新市場をつくった「ウルス」━挑戦的な走行性能と先鋭のデザインで輝きを放つ高級車メーカー、ランボルギーニが日本市場で存在感を増している。10月に世界2カ所目の常設ラウンジを東京・六本木に新設し、翌11月には最新モデル「ウラカン STO」の実車を海外に先駆けて披露した。自動車産業が転換期を迎えるいま、世界に驚きを与えて続けてきたランボルギーニはどんな進化を遂げているのか。 日常の走りにレースさながらの高揚感「軽量で、空力効率を大幅に向上したレーシング・マシンが誕生した。日本は真新しい衝撃を目撃する初めての市場になる」 11月下旬に都内で開かれた「ウラカン STO」の発表会に、ランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ代表はこうビデオメッセージを寄せた。このモデルは主力車「ウラカン