公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年度の収益は45兆4153億円のプラスとなり、過去最高を更新した。株高を追い風に直近5年間の年金積立金の運用収益は19年時点の想定の約6倍となった。運用に求められる想定利回りは今後引き上がる可能性があり、GPIFへの期待は高まる。資産ごとの収益は外国株式が19兆円、国内株式が19兆円、外国債券が7兆円のプラスだった。内外の株
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年度の収益は45兆4153億円のプラスとなり、過去最高を更新した。株高を追い風に直近5年間の年金積立金の運用収益は19年時点の想定の約6倍となった。運用に求められる想定利回りは今後引き上がる可能性があり、GPIFへの期待は高まる。資産ごとの収益は外国株式が19兆円、国内株式が19兆円、外国債券が7兆円のプラスだった。内外の株
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、外国株式の貸し付け運用を2024年度にも再開する。年間120億円程度の収益を上げていたが、議決権行使ができなくなる点を理由に19年に停止していた。株券を一時手元に戻す選択ができるようにし、議決権行使と収益を両立させる。貸株は、株券を借りて売りたいヘッジファンドなどの投資家に一時的に貸し出す制度。借り手が払う貸株料が収入となり、世界
年金運用に暗雲だ。国民の虎の子、年金積立金約200兆円を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に巨額損失の懸念が浮上している。ここへきて、米銀2行の経営破綻や金利上昇など、いくつも悪材料が重なっているからだ。大事な老後資金はどうなってしまうのか。 ◇ ◇ … この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り1,120文字/全文1,260文字) ログインして読む 【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
年金積立金の管理・運用を行う独立行政法人=GPIFが、アメリカで破綻したシリコンバレーバンクとシグネチャーバンクの関連株式や債券など去年3月の時点でおよそ550億円分を保有していたことがわかりました。GPIF=年…
複数の世界最大級ファンドが、年内に合わせて最大1000億ドル(約13兆6700億円)相当の株式を売る見通しだ。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が雇用削減やリセッション(景気後退)のリスクを認識しながらも積極的な引き締め策を推し進める意向を明確に示していることから、株式市場では既に売りが膨らんでいるが、それに拍車を掛けることになる。 株式相場は先週、週間ベースで下落して終えたものの、10-12月(第4四半期)ではプラス圏を維持している。その結果、他の資産クラスと比べた株式のバリューが高まっており、資産配分ルールに厳密に従う運用者は目標を満たすため株売りを余儀なくされる。 JPモルガン・チェースとストーンXファイナンシャルによれば、この株売りで恩恵を受ける公算が大きいのは債券だ。政府系ファンド(SWF)や年金基金、バランス型ミューチュアルファンドが債券の保有増を検討するためだという。
公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が5日発表した2018年度の運用実績は2兆3795億円の黒字と、3期連続で運用益を確保した。期間の損益率はプラス1.52%(前期はプラス6.90%)となった。18年10~12月期には四半期として最大の14兆円の運用損を計上したが、期末にかけて米連邦準備理事会(FRB)が利上げを打ち止めるとの観測などから海外株式相場が回復したこと
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、昨年10~12月期で14兆8039億円の運用損が出たと発表した。最近の世界的な株安によるもので、四半期ベースの赤字額は過去最大。以前に比べ、年金資産に占める株式の運用比率を高めており、株価下落の影響を受けやすくなっている。 赤字になるのは3四半期ぶり。これまで最大の赤字額は、中国の景気減速などの影響を受けた15年7~9月期の約7・9兆円だったが、今回の損失はその2倍近くに膨らんだ。資産総額は150兆6630億円に目減りした。 巨額の赤字の背景には、米中貿易摩擦などの影響で、国内株式で7兆6556億円、外国株式で6兆8582億円の大幅な損失が出たことがある。GPIFは14年10月、将来の年金の支払いに必要な資産の利回りを確保するためとして、比較的安全だが、利回りが低いとされる国債中心の運用基準を見直し、株式の比率を50%に倍
11月16日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の高橋則広理事長(写真)は16日、ロイターとのインタビューで、為替変動リスクを抑制するためのヘッジ取引を実施する体制を整えたと語った。都内で撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai) [東京 16日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の高橋則広理事長は16日、ロイターとのインタビューで、為替変動リスクを抑制するためのヘッジ取引を実施する体制を整えたと語った。足元で為替ヘッジを実施したかは明言しなかったものの「法律上通貨の制約はない」との認識も併せて示した。
公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、4~6月期の運用実績が2兆6227億円の黒字になったと発表した。プラスは2四半期ぶり。米国など先進国の株価が上昇したほか、円安が進んだことも追い風となった。足元では外国株式の上昇が進み、一段と利益が拡大しているもようだ。6月末時点の運用資産額は158兆5800億円。4~6月の運用利回りは1.68%だった。利子・配当収入
3月3日、菅義偉官房長官は午後の会見で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の10-12月期運用実績が四半期として過去最高の10兆4973億円の黒字となったことについて「国民の老後の生活を支える年金の安定に大きく寄与する成果だ」と述べた。写真は都内で昨年4月撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter ) [東京 3日 ロイター] - 菅義偉官房長官は3日午後の会見で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の10-12月期運用実績が四半期として過去最高の10兆4973億円の黒字となったことについて「国民の老後の生活を支える年金の安定に大きく寄与する成果だ」と述べた。 菅官房長官は、今回の運用益拡大について内外の好調な株式市場が背景にあると説明。政権交代以降の累積運用益も40.6兆円に達していると指摘したうえで、「運用結果に一喜一憂することなく、専門的視点で運用を行っていき
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2015年度の評価損益が、約5兆3千億円のマイナスだったことが分かった。中国経済の減速などに端を発する株安が響いた。評価損失を出すのは5年ぶりとなる。29日に発表する。GPIFは14年10月に株式の構成割合をそれまでのおよそ2倍の約50%に引き上げ、金利低下が続く国内債券の割合を大幅に引き下げた。14年度は株高の影響で約15兆円
「GPIFは、ポートフォリオ(資産構成)の見直しをはじめとした改革を行う」。安倍晋三首相は一四年一月、世界の政財界首脳が集う世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、政権が目指す経済の成長戦略として年金積立金を活用する姿勢を強調した。 GPIFが株式の購入を増やすことで株価の上昇が見込まれることから、安倍首相はダボス会議以降も「日本は買い」と海外の投資家にアピール。GPIFの運用基準を審議する運用委員会の委員は一四年四月に入れ替えられ、委員長には株投資の拡大に積極的な学識者が就いた。 こうした政権の方針に基づいて、GPIFは一四年十月に基準の変更を決定。株式の比率を24%から50%に倍増させた。元運用委員で慶応大の小幡績准教授は「株拡大でリスクが高まるとの国民への説明がなく、あまりに拙速。株価を上げるための対策と思われても仕方のないやり方だった」と振り返る。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く