マルコ・パソット●文 text by Marco Pasotto利根川晶子●訳 translation by Tonegawa Akiko 今、イタリアのサッカーはその歴史のなかでもどん底の状況下にある。これまではイタリア代表の最大の失態として、1966年のイングランドW杯で、北朝鮮に1-0で敗れた試合が挙げられてきた。しかし、これからは違うだろう。少なくともあの時はW杯に出られていたのだから。 カタールW杯ヨーロッパ予選プレーオフ。私事になるが、イタリアが北マケドニアに敗れた時、まず、自分の子どものことを思った。もしイタリアが2026年のW杯(アメリカ、カナダ、メキシコの共同開催)に出場できたとしても、多くの子どもたちは、自国の代表がW杯でプレーする姿を知らずに育ってしまう。そう思うと不憫でならなかった。 最後にイタリアがW杯でプレーしたのは2014年の6月のこと。その年に10歳だった子
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