パーキンソンというイギリスの政治学者が官僚制度を研究して、次のような法則を見つけ出しました。それが、 「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」 というもの。パーキンソンはこの法則によって、肥大化したイギリスの官僚制度を指摘したのですが、個人の仕事にも置き換えられます。1時間あれば、その1時間をすべて使い切るように仕事を増やしてしまうのです。たとえそれが小さな、コピーをとるといったような仕事であっても、手間暇をかければ、1時間などあっという間です。 仕事をしていると、人は安心します。だって、仕事をしている以上は、上司から怒られることはありません。なにもせずに怒られるよりは、ムダな仕事でも、なにかやっているフリをした方が、安心です。 しかしこんなムダをしていたら、人生はあっという間に終わってしまいます。人生で与えられた時間は長いようで短い。油断をしていたら、