2月29 UCLA事故に刑事告発 今月のNatureダイジェストに、ちょっと驚くような記事があったので紹介しておきます。 2008年の末、UCLAの有機化学研究室で、試薬の発火事故で23歳の女性研究員が大やけどを負い、亡くなった事件をご記憶の方も多いと思います。事件の詳細は、ChemStationの記事に詳しいのでそちらをご覧下さい。 この事故はすでに解決したと思っていたのですが、3年を経た2011年12月、研究員の指導教官であったPatrick HarranとUCLAを、ロサンゼルス地方検察局が告訴することになったそうです。Harranには逮捕状が出ており、有罪となれば最長4年6ヶ月の懲役、UCLAは約1億2千万円の罰金が科されるということです。筆者は法律にはうといですし、ましてアメリカの量刑の感覚などわかりませんが、これは単純な過失致死というより殺人未遂に近いような重罰ではないかと思い