炎をテーマに、科学実験ショーを行うボランティアの吉岡亜紀子さん。5月にオーストラリアで公演することが決まった(1月、大阪市立科学館で)=浜井孝幸撮影 大阪市立科学館の科学実験ショーにボランティアで出演している同市旭区の弁理士、吉岡亜紀子さん(37)が今春、豪州の科学施設で公演することが決まった。様々な実験を通して科学の原理を学んでもらうショーで、吉岡さんは活動歴7年。腕前はプロの学芸員並みと高く評価されている。ボランティアのこうした海外公演は前例がないというが、吉岡さんは「世界に通用するかどうか確かめたい」と意気込む。 吉岡さんは大阪大理学研究科を修了後、特許事務所の弁理士になり、医薬品や化学製品などの国際特許を担当。子供の頃から科学好きで、同館には高校時代からイベントの手伝いなどで出入りしてきた。 2008年、同館が実験ショーのボランティアを初めて公募すると、「前からやってみたかった」と