日本で行われる野外イベントで、未来の世代を担う20代の青年たちが中心になり、1991年に立ち上げられた国際環境NGO A SEED JAPANによるごみゼロナビゲーションの活動が浸透してきている。イベントでのごみ削減のために「ボランティアがごみを拾う」のではなく、「来場者参加型」の仕組みをつくるイベント環境対策プロジェクトである。 イベントで発生する大量のごみを目の当たりにしたのをきっかけに1994年に始められたごみゼロナビゲーションでは、ごみの分別、オリジナルごみ袋の配布、資源回収とリサイクル、そして食器の再利用に取り組んでいる。これは、イベントで出るごみの7割は飲食による使い捨ての食器であることから、何度も使える食器の貸し出しを行うもの。 2008年は、これらの取り組みにより5トンのごみ削減に成功したが、何千ものリユース食器が紛失するという大きな問題も残った。このため、マイカップ、マイ