ルクセンブルクのエネルギー・国土整備省は5月30日、ポルトガル政府とグリーン水素(注)の輸入に関する協力覚書を締結したと発表した(プレスリリース、フランス語)。リスボン・エネルギー・サミット出席のためポルトガルを訪問中のクロード・トゥルメス・エネルギー・国土整備相が、同国のデュアルテ・コルデイロ環境・気候行動相と会談し、今回の覚書を通してグリーン水素を含む再生可能エネルギー分野で連携を深めていくことを確認した。 ルクセンブルクは2021年9月に水素戦略を発表。EU加盟国や第三国との連携などを通じて、年間約450トンを消費している化石燃料由来の水素を中期的にグリーン水素に置き換え、2050年までの気候中立を段階的に進めるとしている。 一方、ポルトガルでは、南部シーネス港をグリーン水素のハブとする試みが進められている。カナダとポルトガルの合弁企業ネオグリーン・ポルトガルや、デンマークの投資会社