ヴァルトブルク城(ヴァルトブルクじょう)は、ドイツのテューリンゲン州にある史跡である。ゲーテ街道沿いにあるアイゼナハ郊外の山上に位置する[1]。1999年12月、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。漆黒の外見が特徴的である。 築造と再建 古文書に初めて登場するのは1080年である[2]。1067年、テューリンゲン伯ルートヴィヒ・デア・シュプリンガー(跳躍伯)が狩りに行き、美しい森の中の山に達し、「待て(wart)、山よ、汝我が城(Burg)となれ!」と叫んだことに由来するとされる[3]。別の伝説では、ルートヴィヒはある時狩りに行き、獣を追ううちにある山に達した。家臣の到着をまっていたが、その山が気に入ったので策を練って自分の領地に組み入れ城を建設した。家臣の到着を「待った」ので「待つ城」と命名したというもの[4]。フランクフルト・アム・マインからアイゼナハやエアフルトを経由してライ