LGBTQなど性的少数者への差別に反対する小説家たちによる声明文=2024年11月16日午後1時41分、藤沢美由紀撮影 芥川賞作家の李琴峰(りことみ)さんら50人を超える小説家が20日、LGBTQなど性的少数者への差別に反対する声明を発表した。トランスジェンダーへの差別的な言説が増えていることを踏まえ、「文学が差別や抑圧、排除に加担することはあってはならない」と訴えている。 声明は、李さん、山内マリコさん、柚木麻子さんの文責で、石田衣良さん、桐野夏生さんら計51人の小説家が賛同者として名を連ねた。「トランスジェンダーを含むLGBTQ+の人々に対する差別に反対」するとして、連帯と支持を表明。文芸、出版業界や同業者に理解と協力を求めるとし、「差別に加担しない文学環境を望みます」としている。「トランスジェンダー追悼の日」である11月20日に合わせて公表した。 トランスジェンダーへの攻撃は近年、国