本来の目的はイタリア国王ウンベルト1世だったが、イタリアに戻るまでの旅費がなく、次に狙っていたフランスの王位継承候補オルレアン公フィリップは予定を変更し、すでにジュネーヴを発っていた。 そこで偶然エリーザベトの居場所を新聞で知り、ジュネーヴのレマン湖でエリーザベトを短剣のように尖らせたやすりで刺殺し、逮捕された。 警官からエリーザベトの死を知らされると大喜びし、「俺は心臓を狙った。満足だ」と誇らしげに答えた。取調べには「ルケーニ程の人間は皇后を殺しても、洗濯女を殺すような事はしない」と供述した。また、供述書には「働かざる者食うべからず」というフランスの古い労働運動のスローガンを引用した。貧しく不幸な育ち故に、仕事もせずに国民の血税で豪奢に暮らす、権力者である王侯を激しく憎悪し、「王侯を殺したかった。王侯なら誰でも良かった」とも話している 単独犯であるので犯行の栄誉は自分一人が負うべきと力説