これ、実は「逆転の発想」でこうなっちゃったんです。 もともとPitapaは「スルッと関西」のエリアで適用するICカード として開発されたため、「カードに1円でも残っていれば、改札 を通り抜けることが出来る」ことが前提だったんです。 ところが、これを実現するためには、改札内にカードチャージ の機械を置いておかないとダメなんですが、Pitapaシステム を開発する段階で、関西民鉄は磁気カード改札の更新に お金を使い切っていたため、新たな投資を「可能な限り」したく なかったんです。 さらに言えば、Pitapaに限らずこの手のカードのシステムは、 料金収納部分のシステム開発負荷が大きく、その開発負荷も 関西民鉄は負担したくなかったんです。 だもんでPitapaは、お金のかかる料金収納システムをカード 会社に丸投げしてしまうことで、改札内にカードチャージ機を 置かないで済ませることと、開発負荷を半分