いつ地震が起きるか分からない中、防災ヘルメットはオフィスの机回りなどに備えておきたいもの。でも固くて丈夫そうな半円形のヘルメットはかさばる。かといって折りたためる布製帽子ではヤワすぎる……。 機能性と収納性という、ヘルメットでは両立しがたかった両者を満たしそうなのが、変わった形をした折りたたみ式ヘルメット「タタメット」だ。 薄くて軽いのに高い防災力、可能にしたのは三角おにぎりの形 変わった形とは、前後2カ所のツバ部分が両方とも傾斜状になっているところだ。横から見ると、ちょうど巨大な三角おにぎり型。半円形で厚みのある典型的な黄色いヘルメットと同じ「ヘルメット」とは思えない斬新なデザインだ。 折りたたみ時の厚さは35ミリで、重さは335グラム。薄くて軽いポリプロピレン樹脂製のヘルメットではあるが、三角おにぎりの“斜面”が防災力を高めている。 まずおにぎりの急斜面が落下物を滑らせることで衝撃を逃