コートジボワールに生えるステノフィラ種のコーヒー(2013年8月24日撮影、2021年4月19日提供)。(c)AFP PHOTO /IRD/E.COUTURON 【4月27日 AFP】かつて珍重され、数十年前に人々の前から姿を消したコーヒー品種が西アフリカで再発見されたとする研究が発表された。その味わいはアラビカ種の最高級グレードにも劣らず、気候変動に対する耐性はアラビカ種より高いという。 19日付の英科学誌「ネイチャー・プランツ(Nature Plants)」に掲載された論文によると、再発見されたステノフィラコーヒーノキ(Coffea stenophylla)という品種は、生態系の変化で多くの野生種の絶滅が危惧される中、高品質コーヒーの未来を支えるかもしれないという。 現在、知られているコーヒー品種は100種類以上あるが、世界のカフェイン需要の大半を満たしているのは上質とされるアラビカと