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新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、例年は関西学院大学(兵庫県西宮市上ケ原一番町)のキャンパスで開かれていた多文化共生イベント「わ~るど・にじいろ・まつり」が、今年はオンラインで配信されている。 国籍やルーツを超えて多様な文化への理解を深めてもらおうと、同大学教育学部の学生らが中心となって取り組んでおり、今年で6回目。初めてのオンライン開催となる今回は、昨年夏から準備を進めてきた。 配信する内容は7種類。韓国料理の作り方やインドネシアの民話、性的少数者をテーマに扱った絵本などが映像で分かりやすく紹介されている。また、在日コリアンらでつくる「コッキリの会」は打楽器「チャンゴ」の動画を配信。民族衣装に身を包んだ子どもたちが息の合ったバチさばきを披露する。 動画は専用ホームページ(https://world-nijiiromatsuri.jimdofree.com/)から視聴できる。配
『公研』2020年8月号 第 606 回私の生き方 富野 由悠季・アニメーション監督 父への疑念 ──「富野由悠季の世界」展が昨年6月より開催されています(現在中断中、再開は9月の予定)。 富野 今回の「富野由悠季の世界」展で「与圧服」の写真を展示しています。これの開発に父が関わっていて、家に資料が残っていました。 この機会でしかできない話を一つさせてください。父の経歴についてです。父は昔の中学を卒業したあと、東京府立化学工業学校(化工)という専門高等学校へ進んでいます。父のアルバムにあった化工の写真を見ると、3階建てのコンクリート校舎の中央に時計塔があり、石積みの外壁の正面には三つのアーチ状の飾りが施された扉がある立派な建物でした。その前に軍人たちが集まっている写真は、子供の頃は軍の部隊写真だと思っていた。ところが、父は「俺の学校なんだ」と言っていました。 僕はそのアルバム写真を子供の頃
大学で言語学を教えています。入門の授業で、「ことばとこころを巡るヨタ話の一類型」として、次の文章を配っています。 題は「トラルファマドール人が見た日本」。僕が適当にでっち上げた文章です。 わたしはこの度、極東の島々に住む『ニポンジン』という風変わりな民族の調査を行った。この調査を通じて明らかになったのは、我々が当然のように共有している基本的な知覚すら与えられていない人々が居るということである。ニポンジンの話すニポンゴは、知覚を表現する語彙が驚くほど貧弱である。これはとりもなおさず、我々にとっては当然の知覚的区分が、彼らには同一の体験として受容されていることを示す。 例えばニポンジンは、『味』を極端に大雑把にしか分類しない。彼らの味覚に関する語彙は、『アマイ』『カライ』『ショッパイ』『ニガイ』の四種類しかない。信じられるだろうか?彼らはチョコレートを食べても、真っ赤に熟したイチゴを食べても、
【新連載】「ロードス島戦記RPG」のリプレイ連載がスタート。“英雄戦争”の裏側を描く「放浪貴公子のはてしない家路」の第1回を掲載 ライター:杉浦武夫(グループSNE) イラスト:かんくろう 1234→ × 目次 1stセッション「平穏への侵入者」 ロードス島全図 キャラクターデータ:フォーガ パーティ結成! 街道のトラブル キャラクターデータ:アニス 異種族コミュニケーション 磯の洞窟拝見 キャラクターデータ:ザグ 夜の宿場 キャラクターデータ:モナクシア 宴もたけなわ大作戦 グダる! 宴もたけなわ大作戦 マーモの影と初めての達成 2ndセッション「皆様おなじみ討伐依頼」 ライデンのお宅訪問 アニスの里帰り 2つの強襲事件 詰所へ偵察&作戦タイム 射程との戦い 帰還の報せ データセクション 3rdセッション「熱砂の河渡り」 カノンへの帰還ルート フレイムへの道 砂漠の野外冒険 大河の重要拠
本書は、紙飛行機の飛距離の世界記録を持つ著者による書籍です。世界記録(69.14メートル)を達成した「スザンヌ」をはじめ、シンプルなもの、奇抜な形状のもの、手元に戻ってくるユニークな飛び方をするものまで、22種類の紙飛行機の折り方の紹介を中心に、紙飛行機を思い通りに飛ばすための投げ方や調整方法などもていねいに解説します。紙飛行機は、1枚の紙があれば始められる最もシンプルな工作でありながら、本物の航空機とは異なる複雑な力学に支配される奥深さを持っています。本書には、著者の長年の経験をもとにした航空力学の解説や、手に汗握る世界記録への挑戦ドキュメンタリーも盛り込まれ、読後すぐに紙飛行機を手に近所の公園へ出かけたくなるような、親子で楽しめる一冊です。 はじめに 本書の使い方 1章 なぜ飛ぶのか 2章 投げ方と調整 3章 折り方入門 4章 紙飛行機の折り方 世界記録を樹立したスザンヌ|SUZANN
ロックスタイルの1つ、ヘビーメタルの演奏に合わせて編み物をしながらパフォーマンスを競う、一風変わったイベントが北欧のフィンランドで開かれ、日本から参加したチームが優勝しました。 特設のステージでは重低音を響かせたヘビーメタルの生演奏に合わせて、顔を白くメークした男性や騎士の衣装姿の2人組の女性らが、体や頭を激しく揺らしながら編み物をすると、会場は笑い声につつまれました。 また、お笑い芸人5人からなる日本のチームも参加し、演奏のかたわらで力士にふんした2人が取組をしたり、着物姿の女装した男性が編み物をしたりするパフォーマンスを披露しました。 そして審査の結果、日本のチームの優勝が発表されると、メンバーたちは抱き合って喜び合い、毛糸で編まれた小さな冠が贈られました。 優勝したお笑いコンビ「うしろシティ」の金子学さんは「毛糸と音楽はことばを超えるということを伝えたかった」と話していました。
唐突ですが、当方、となりのヤングジャンプで「竜と勇者と配達人」(通称吉田)という漫画を連載しています。みんな大好き中世ファンタジー漫画です。 各話の最後には中世に関するコラムが付いてお得な構成になっております。 吉田 で、9月末に掲載された8話のコラムで、中世の兜をテーマに書く流れになったので、中世兜のダサかっこよさを伝えるべく張切って執筆したわけですよ。そりゃもう全力で。 しかしなんということでしょう、張切り過ぎた結果、「分量が多すぎる」という事でコラム枠から追い出されてしまいました。 しかし折角書いたものなのでと、元のコラムより更に増量してこっちに掲載したものが本記事になります。 本記事は概ね純粋な中世兜紹介コラムですが、多少ながら弊漫画のネタバレめいたものもありますので、漫画の方を先にご覧になる事をお勧めします。面白いよ!今ならまだ全話読めるよ!単行本が出ると読めなくなるから今のうち
こんにちは。橋本輝幸と申します。一時期はSFライター/レビュアーをしていた、しがない会社員です。(過去の仕事について詳しくはこちら) 今週からnoteでSF小説に関わる記事を更新していきます。発行形態は無料公開です。 今やヒューゴー賞やローカス賞といった主要SF賞の短編部門で候補になるのはオンライン雑誌ーーウェブジンばかりです。2000年末期以降に台頭してきたウェブジンはいまや欠かせない存在ですが、本邦においては未だに商業(←5/27追記)SF雑誌の電子版すら出る兆しがありません。なにも、日本にSFのウェブジンがまったくなかったというわけではありません。まず1997 - 2002年の間に60号を刊行したSF-Onlineという偉大な先駆者がいます。また非商業ファンジンとしてはTHATTA ONLINE(1998-)やAnima Solaris(2000-)が長く続いています。いわゆるセミプ
実話BUNKAタブー2023年2月号 12/16発売 通常毎月16日コンビニ・書店で発売 特別定価670円(税込) ▼渡辺徹の早すぎる死は肥満体にとって他人事じゃないデブは自分も周りも地獄▼ひたすら減税を叫ぶ社会インフラの維持コストに気づいていないバカたち▼現役長野県議の丸山大輔容疑者 妻殺害が疑われる好色サイコパスの半生▼「財務」で1000億円以上 統一教会と違い細く長く永遠に搾取し続ける創価学会カネ集めの実態▼秋篠宮さまに「私のことは話さないで」と箝口令 日本とはほぼ断絶もコネを使い倒す圭さん眞子さん夫妻の厚顔人生▼やりがい搾取で若手芸人を喰い潰すM-1 吉本が手放したくない「金のなる木」の汚い裏側とは ほか ●『ロマン優光の好かれない力』連載中 佐川一政は世間にどう受け入れられていたのか 実話BUNKA超タブー2023年1月号 コンビニ・書店で12/2より発売中 偶数月2日発売(次号
魚離れが進んだ平成30年間 平成は、魚離れが進んだ30年間だった。 FAO(国際連合食糧農業機関)の調査で、2005(平成17)年まで年間一人当たりの魚介類消費量が世界一だった日本は、2013(平成25)年には7位にまで転落している。 農林水産省の調査によると消費量のピークは1988年で、徐々に下がって2016年にはピークの6割強にまで減ってしまっている。 若い世代は魚介類より肉類を好み、やがて中高年になると魚介類を好むようになる――という従来の図式も通用しなくなっている。 少し古いデータだが、農林水産省の『「平成18年度 水産の動向」及び「平成19年度 水産施策」』が、世代による魚介類購入量の違いを分析している。 同じ40代でも、昭和10年代生まれより20年代生まれのほうが魚介類購入量が少なく、昭和30年代はさらに少なくなっているという。 水産庁による2010年の国民健康・栄養調査では、
ケルト神話において「大釜」は神聖なものであった。大釜の中に入れられることで死者は再生し、豊穣、富、知などが与えられる。アイルランド・ウェールズ地方を中心として様々な伝承で語られ、後にアーサー王物語が生まれる過程でキリスト教的側面を与えられて「聖杯」へと受け継がれていく。 デンマーク・ユトランド半島のゴネストロップ(グンデストルップ)で1891年に発見された直径69センチメートル、重さ約9キログラムの大きな銀製の容器で、泥炭地に埋まっていた。紀元前二~一世紀頃、発見地であるデンマーク以外で作られたものと考えられている。同様の大釜は他にもデンマークのリンケビーからの泥炭地からも前一世紀頃のガリアのものとみられる青銅製の大釜の破片が発見されている。 「ゴネストロップ(グンデストルップ)の大釜」で特徴的なのは同時代最大の銀製品であることとあわせて、精密かつ美麗な装飾である。有角の神や戦闘ラッパなど
はじめまして! たまごサンド好きが高じて「日本卵サンド協会」を立ち上げ、2017年からたまごサンド中心のブログを運営している、たま男と申します。普段は大阪大学の大学院で研究に励む日々を送っています。 なぜ、たまごサンドなのか。それはもう答えようがありません。だって「たまごサンドが好き」という、それ以上でもそれ以下でもないのですから。しかし、伝えたいことはあります。それは「たまごサンドから広がる世界」があるということ。今回の記事で、それを少しでも感じていただけたら幸いです。 あと、もう一つよく聞かれる質問。それは「日本卵サンド協会ってなんぞや!」というもの。2017年に立ち上げて以降、非営利で活動している協会で、誰でも入会できます。ただ「たまごサンド好きであること」が入会の必須条件となっているので、よろしくお願いいたします。 子供のころから無意識に好きだった 僕のたまごサンド好きの始まりは、
子供の育て方については百家争鳴という感じでしょうが、「スウェーデンの教科書より」という、こんなツイートがバズっていました。 「スウェーデンの教科書より」 pic.twitter.com/k865kbdwRN — ひろ (@6YJtuu0VgnbF4ND) April 14, 2019 画像を書き出すと、以下のようになります。 批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる 殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる 笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる 皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心の持ち主となる しかし、激励をうけた子どもは、自信をおぼえる 寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる 賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる 友情を知る子どもは、親切をおぼえる 安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる
2019/04/15 (月) ■19:00~21:00 WHO IS MUSIC FOR? MUSIC IS FOR EVERYONE! 2 Three Shells Presents「成長と音楽」〜子役から俳優、そしてMCへ 出演:西耕一 声の出演:宇川直宏 ■WHO IS MUSIC FOR? MUSIC IS FOR EVERYONE!2 この番組「成長と音楽」は、子役から俳優、そしてMCへ、成長とともに様々に表現を拡げていった坂上忍氏がMCを務める「バイキング」へのアンサープログラム「DJ Plays “坂上忍" ONLY!!」の前口上/オマージュ番組です(といっても坂上忍氏のことを直接的に語る番組ではありません)。 人間は必ず誰もが、子供から大人へと成長して行きます。「子供から大人へ成長する」。その歩みをテーマに「成長と音楽」として番組を作りました。 例えば、人間が肉体的な成長を
「姥捨て山(うばすてやま)」は実在したのか―。かつて食糧難解消の「口減らし」を目的に、年老いて働けなくなった老人を山に遺棄していたという、日本各地で語り継がれている伝承。昔話、また、深沢七郎の小説「楢山節考」やその後の映画化によって広く知られることとなったが、この伝承を残す地が兵庫県篠山市内にもあった。市の南西部に位置する集落「見内(みうち)」。その昔、老人を生きたまま棺桶に入れて、集落の裏山にあたる「松尾山」の山腹の急峻な尾根から谷底に向けて投げ落としていたというのだ。人々はその場所を「ガンコガシ」「ガンコロガシ」などと呼び、今でも地域の年配者の間で、悲しい歴史秘話として伝わっている。一方、住民の間に今も伝わりながら、その存在を否定する研究者もいる。住民や研究者の協力を得て、「姥捨て山」を巡る真相に迫った。 地図から消えた村 祟り恐れ、住民ら毎年墓参り 見内では「ガンコガシ」、その周辺の
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