2011/02/01 IANA(Internet Assigned Numbers Authority)は現地時間の1月31日(日本時間の2月1日未明)、自由に割り当て可能なIPv4アドレスとして最後に2つ残っていた/8ブロックをAPNICに割り当てた。これにともない、IPv4アドレスの中央在庫が実質的に枯渇したことになる。 各地域のIPアドレスの登録、管理を行うRIR(Regional Internet Registry)では、IANAから割り当てを受けたIPv4アドレスを、国別インターネットレジストリやISPに割り当てている。まだしばらくは、これらRIRが保有するIPv4在庫が残っているため、サービスの現場でいますぐIPv4の新規割り当てが不可能になるわけではない。 だが、インターネット利用者やネットワーク対応端末の増加によって、IPv4アドレスの枯渇は時間の問題と見られている。日本ネ
インターネットドメインの中央管理組織IANAは2月1日、自由に分配できるIPv4アドレスの最後の2ブロックを、アジア太平洋地域のRIR(地域インターネットレジストリ)APNICに分配したと発表した。中央在庫は近く、完全に枯渇する見通しだ。 IPv4アドレスの中央在庫は5ブロック残っているが、「最後の5ブロックは世界に5つあるRIRに1つずつ分配され、すべての割り振りを終了する」というポリシーが決まっており、近日中に割り振りが行われる予定。割り振りが終われば、IPv4アドレスの中央在庫は完全に枯渇する。 中央在庫枯渇後も、RIRには在庫がしばらく残るが、それも枯渇していく見通し。アジア太平洋地域では今年後半には在庫が枯渇すると予測されており、日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は関係者に対して、IPv4アドレス新規分配を受けられなくなることを前提とした準備・対応を呼びかけ
ジュニパーネットワークスは5月28日、タイ・バンコクにて「APAC J-Tech Forum」を開催。ユーザー提言として、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com) 先端IPアーキテクチャセンタ/担当部長の宮川晋氏が「IPv4アドレスの枯渇問題」に関しての講演を行った。 2010年の冬には日本のIPv4アドレスがなくなる 宮川氏は、まず日本のネットワーク事情やNTTグループを紹介。NTTグループは、売り上げ920億ドルで、米ベライゾンに次いで世界2位の通信事業者。NTT Comは、運営するプロバイダOCNのバックボーンとして国内に160Gbpsのバックボーンを有し、日本―米国間は160Gbps、米国―欧州は29Gbps、アジア―オセアニアに52Gbpsの国際バックボーンを保有しているという。 日本全体のインターネット事情では、ここ数年ADSL/FTTH加入者が爆発的に増加したため、
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