新型機では,初代機と同等以上の電池駆動時間を確保した。外出先での利用を想定するユーザーが多く,日増しに高まる長い駆動時間へのニーズに応えた形だ。筐体寸法が同程度の13型品では,初代機の約5時間から新型機では約7時間と,約40%電池駆動時間を長くした。新型機の11型品では,初代機よりも筐体寸法が小さくて薄いにもかかわらず,電池駆動時間として初代機と同等の約5時間を確保した。 このために最も貢献したのが,モジュール型SSDの採用である(図5)。MacBook Airの初代機でもSSDを搭載できたが,外形寸法が1.8インチHDDと同一のSSDを利用していた。 SSDは,東芝の「THNSNC064GMDJ」で,「Blade X-gale」シリーズとして2010年11月に発表したもの(a)。片面実装で,外形寸法は108.9mm×24.0mm×2.2mmと薄い。無線 LANとBluetoothのコンボ
Appleの株主は、最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏の後継者計画を開示するよう同社に提案しているが、影響力のある投資コンサルティング会社もそれを支持する意向を表明した。 Jobs氏は1月、無期限の医療休暇(近年で3度目)に入ることを発表し、日常業務の責任を最高執行責任者(COO)のTim Cook氏に委譲した。Cook氏はJobs氏が2004年と2009年に療養休暇を取った際にもJobs氏の代役を務めている。しかし、かつてすい臓がんを乗り越えたJobs氏の現在の健康状態が懸念されていることや、同氏の健康状態に関する情報を十分に公開しないAppleに株主が不満を抱いていることで、同社にJobs氏の後継者計画を開示するよう求める声が高まった。 Institutional Shareholder Services(ISS)は、約1万1500株のApple株式(発行済み株式の約
Canalysは米国時間1月26日、2010年第4四半期のコンピュータ出荷台数に関するレポートを発表した。それによると、第1位は引き続きHewlett-Packard(HP)だが、AppleがAcerに次いで第3位となったという。世界中のPC業界全体では、出荷台数は1億580万台で、前年同期より19%の増加となっている。 この調査では、デスクトップ、ネットブック、ノートブック、サーバに加え、タブレットも対象に含まれている。CanalysのシニアアナリストであるDaryl Chiam氏は声明の中で、「2010年は、その前年のネットブックと同じように、タブレットが市場に勢いをもたらした」と述べている。 Appleは2010年第4四半期に全世界で1150万台の「Mac」と「iPad」を出荷し、市場シェアは10.8%となった。前年同期の出荷台数は340万台で、シェアは3.8%だった。出荷台数は24
米Intel、米Apple、米IBM、米Google、米Microsoftなど、いわゆるIT業界のタイタン(巨星)と呼ばれる大手各社の10~12月期決算が出そろった。この中でMicrosoftを除けばいずれも四半期ベースで過去最高を更新した。米Wall Street Journalなどの海外メディアは、大変素晴らしい決算だったとし、法人顧客のIT投資が回復してきたことを示していると伝えている。 この2月には米Hewlett-Packard(HP)や米Dellなどの決算発表も控えており、既に出そろった大手の業績報告がその先行指標となり、業界全体の回復を期待させるというのだ。 例えば市場調査会社の米IDCは、10~12月期における世界のIT支出の伸び率が5%となり、前年同期の3%を上回ったと報告している。企業には余裕が出ており、パソコンやサーバーなど、業務に不可欠な機器はもちろん、タブレット端
次世代iPhoneとiPadにNFC? Appleは、iPhoneとiPadの次世代版に近距離無線通信技術NFC(Near Field Communication)を使った決済機能を搭載する――コンサルティング会社幹部リチャード・ドハティ氏が、このプロジェクトに携わるエンジニアから聞いた話として伝えている。実現すれば、日本のおサイフケータイのように、iPhoneやiPadをかざして支払いができるようになる。 ドハティ氏によると、この機能はAT&T版の新型iPhone、iPad 2向けに提供される。Appleは、小店舗向けにNFC対応iPhone、iPad用決済端末の試作機を作っており、小売業者にこの端末を奨励金付きあるいは無料で提供することを考えているという。 Appleは昨年、NFCを使ったモバイル決済の専門家を採用しており、iPhoneにおサイフ機能が搭載されるのではないかという憶測は
最近は米Appleの次世代iPadに関する憶測が盛んに飛び交っているようだが、同社の次期iPhoneをめぐるうわさもちらほらと流れている。 中国語の経済新聞紙である台湾Economic Daily Newsはこの週末、AppleがiPhone 5向けの部品メーカーとしてFoxconn ElectronicsやFoxlinkなど数社を新たに追加したと報じている。製造を台湾や中国のベンダーに移せば、理論上、AppleはiPhoneの製造コストを抑えられることになる。 「FoxconnがiPhone 5の付属イヤフォンの新しいサプライヤーになる」と台湾ニュースメディアのDigiTimesはEconomic Daily Newsの記事に基づき、1月21日付で報じている。「これまでは日本のフォスター電機がイヤフォンを納入していたが、円高の影響でAppleはコスト効率のよい供給元を探すことにしたようだ
スマートフォン出荷台数シェアでは世界首位に立ったAndroidだが、利用できるアプリ数ではiPhoneに大きく水をあけられている。Googleはこの差を縮めるため、アプリ開発のエキスパートを大量に採用するようだ。 先週、米Googleが2011年に6200人以上の人員採用を予定していると発表したことに関連して、Wall Street Journalは特に驚くほどでもない事実を明らかにした。新規採用者の多くがモバイルアプリケーションの開発者になる見込みだというのだ。同紙は次のように述べている。 この件に詳しい関係者の話によると、Googleはスマートフォンなどの携帯端末用アプリケーションを作成するソフトウェア開発者を多数採用する計画だ。これはハイテク業界で特に活気がある分野においてGoogleが米Appleに対抗することを狙った新たな戦略だ。 6200人の採用を予定しているGoogleがモバ
Appleが1月18日に発表した2011年度第1四半期(10~12月)決算を、Technology Business Research(TBR)のアナリスト、エズラ・ゴットヘイル氏がうまくまとめている。同氏は決算発表後に公開したリサーチノートで、「賛辞が尽きつつある」と述べている。 Appleは267億4000万ドルの売上高に60億ドルの利益を計上し、同四半期の現金保有高は約600億ドルとなった。Mac、iPhone、iPadの販売台数は過去最高に達した。17日にスティーブ・ジョブズCEOが療養休暇を取ると発表した――株式市場が休みの日の発表ではあったが、それでもAppleの株価は下落し、後に持ち直した――にもかかわらず、アナリストはAppleは今後も好調な四半期が続くだろうと楽観的に考えている。 「ジョブズ氏がトップに立っていようといまいと、Appleは向こう3年間はこの調子で進むとTB
米Appleが2011年第1四半期(10~12月期)の決算を発表した。四半期ベースで過去最高の売上高、純利益となっている(関連記事:Apple、MacやiPhone、iPadが好調で過去最高の四半期業績)。 Appleは、Mac、iPhone、iPadの販売台数がそれぞれ四半期として過去最高記録を達成したが、このことはすでにクリスマス商戦の好調な売れ行きから見えていたため、同社の株価は、時価総額で世界最大の石油会社であるエクソン・モービルにかなり迫るものと期待されていた。 しかし、そこに突然、スティーブ・ジョブズCEOが病気療養に入るというニュースが飛び出し、実際の株価は6%ほど下落することとなった。ただし、決算発表のプレスリリースでは、ジョブズ氏自身が「Appleはエンジン全開で前に進んでいて、すでにいくつかのエキサイティングな製品を輸送管にのせている状態だ」と語っており、CEO不在でも
米Appleが1月18日 (現地時間)に発表した2011年度第1四半期 (2010年10月-12月)決算は売上高・純利益ともに過去最高となった。Macがこれまでの販売台数記録を更新、iPhoneやiPadも好調だった。 10-12月期の売上高は267億4100万ドルで、前年同期比71%増。そのうち米国以外の割合は62%。アジア地域の伸びが目覚ましく、日本が14億3300万ドルで同83%増、アジア太平洋地域が49億8700万ドルで同175%増だった。純利益は60億400万ドル(希薄化後の1株あたり6.43ドル)で、前年同期比78%増。粗利益率は38.5%だった。 Macの販売台数は413万4000台 (前年同期比23%増)。過去最高であるとともに、初めて400万のマイルストーンを突破した。ちなみに300万を超えたのは2009年7-9月期で、それからわずか1年強で100万台の成長を果たした形だ
Jonathan E. Skillings and Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:編集部2011年01月17日 23時53分 UPDATE AppleのSteve Jobs氏が2年で2度目の医療休暇に入る予定である。しかし、同社の最高経営責任者(CEO)の職にはとどまり、戦略的な意思決定に従事するという。 Appleの今後の経営責任の移行計画に対する投資家らの懸念が続く中、最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏が、会社の運営業務を統括する予定である。 米国時間1月17日は米国の祝日であるため、株式市場は休場している。Appleは米国太平洋時間18日午後1時に2011会計年度第1四半期の決算を発表する予定となっている。 膵臓ガンを克服したJobs氏は2009年前半に、治療を受けるために医療休暇をとった。同氏は当時、6カ月間の休暇に入ると発表し、予定通り6カ月後
Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏がまた医療休暇に入ることになり、同氏は自身が設立した会社を最高執行責任者(COO)のTim Cook氏に再び委ねることになった。そのCook氏とはどんな人物なのだろうか。 控えめで人前に出たがらないCook氏が突如スポットライトを浴びることになるのは、この8年間でこれが3度目だ。Jobs氏以外には務まらないと多くの人が考えるだろう役目を、Cook氏は一時的に引き継ぐことになる。 Compaqの幹部だったCook氏がAppleに参加したのは1998年のことだ。当初は国際事業担当シニアバイスプレジデントを務めていたが、2004年にCOOに昇格した。Compaqの前にはIBMでも12年間を過ごし、そこではPC事業の製造および業務を担当していた。 Appleの製造業務を全面的に改革したことで知られるCook氏は、米国外にあったAppleの工
AppleでのSteve Jobsは、長期にわたる同社の驚くべき成功を語るうえで不可欠な存在、というのがほぼ一般的な見解だ。しかし、同氏がいなくても、Appleはかなり上手くやれる(少なくとも一部の事柄については)ということを、われわれは目撃している。 振り返ってみれば、立て続けに好成績を残した2009年はじめの四半期も成功に終わっている。「iPhone 3GS」の発表、さらに、新しい「iPhone OS」や「Mac OS」の仕上げ、そして、刷新された「iPod」ラインなどは、Jobs氏が肝臓移植手術を受けるために2009年1月から不在にした期間にあった出来事だ。 Jobs氏の不在を最小限にしか感じさせなかった功績は、最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏によるところが大きい。 Jobs氏は米国時間1月17日、自身の健康に注力するため期間未定の休養を取ることを伝えるメールにおいて
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