韓国の国民的なお酒といえば、何をおいても焼酎(ソジュ)だ。焼き肉には欠かせないお酒であり、おちょこのような小さいグラスに、キンキンに冷やしたそれを注ぎ、ストレートで飲む。 朝鮮日報によると(2008年10月30日)、韓国では毎月、1人当たり5.9本もの焼酎を消費しているという。 日本にいる時は、韓国焼酎といえば緑のボトルに黄色のラベルの「JINRO(ジンロ)」だと思っていたが、本場韓国では不思議なことに、日本で見慣れたこのビジュアルのお酒を見たことがない。 確かに、「眞露」(JINRO=韓国語の発音では「チルロ」と聞こえる)という大手焼酎メーカーはある。 同社から発表されている「チャミスル」は、どんな飲食店にも置いてある韓国を代表する焼酎だ。「チャミスル」は直訳すると「真の露」となり、日本の「JINRO」とはただ名前とラベルが違うだけだと思っていた。 だが実は、日本でおなじみの「JINRO