東海道新幹線開業50年を目前とした今、乗りものニュースではどのようにして新幹線が計画され、開業に至ったのかを振り返ります。第14回は「開業後に起こった様々な問題」です。 好調な滑り出し 3800億円という巨額の費用を掛けて完成にこぎ着けた東海道新幹線は、開業日の1日だけで3万6128人を運びました。開業翌年の昭和40年(1965年)3月には、輸送人員が累計1000万人を超えました。開業から1年後に行われたダイヤ改正では、路盤の安定が確認されたため、当初の目的となっていた東京~新大阪間3時間10分運転を行うことになりました。好調な滑り出しと言えます。 いくつもの問題点 天下に大きな影響を与え、現在もその駅に両軍の武将たちが掲示されている関ヶ原。新幹線の運命にも、その雪が大きな影響を与えた。 しかし、その裏側では開業前に想定していなかったいくつかの問題が噴出し、現場はその対応に追われました。