以前の僕は「ああ、僕はひとりなんだ」という感じだった。でもいまは、生きている人なら誰でも孤独や恐怖、人目を気にするということを何らかの形で経験し、その問題に対処しなければならないと思ってる。 ■メンバーは基本的にニューヨークを拠点とするジャズ・ミュージシャンが多いようですが、あなたがニューヨークに行って演奏した素材を、シアトルのスタジオに戻ってミックスする、というような作業だったのですか? KO:演奏はニューヨーク。僕はいまでもよくニューヨークに行くからそれが理由でもあるし、もうひとつの理由は、アルバムの曲の中には長年温めてきた曲もあるから。つまり、ニューヨークに住んでいたときに作っていた曲もあるからなんだ。僕の音楽の作り方は、いろいろな時代のレコーディング・セッションの断片を引っ張りだしてきて、それを基に作っていったりもする。作っているものがそのとき作っているプロジェクトに合わなければ使
環ROY、初のビート集『Furniture music, contemporary』の再編集版第4弾をリリース 環ROYが、東京・渋谷のヘアサロン「TETRO」のBGMとして制作してきたインストゥルメンタル・ビートを収めた作品集の第4弾『Furniture music, contemporary / 27 chinese red』を3月8日(水)にデジタル・リリース。 ミュージシャンをはじめ各界のクリエイターが集まるカルチャーの発信地として注目を集めてきた「TETRO」。2016年のオープン当初より「TETRO」と親交を深めてきた環ROYが制作したインストゥルメンタル・ビートは、エリック・サティを引用した『現代の家具の音楽』として限定のカセット・テープで2022年10月にリリースされ、即完売となっていました。 そしてデジタル・リリースにあたり、そのカセットに収められた12曲を4つのEPに再
2023年1月26日(木)に初回放送が決定したNHK Eテレ「デザインあneo」の音楽を環ROYが担当。 https://www.nhk.jp/p/ah-neo/ts……DXJ8QJXWX9 「デザインあneo」放送のお知らせ 「デザインあneo」は、「こどもたちにデザインのおもしろさを伝える」という「デザインあ」のコンセプトを踏襲しつつ、新しいメンバー体制で制作した特集番組です。 ロゴマークのちょっとふしぎな「あ」の文字は、丸い窓で切り取った「あ」。窓からのぞくといつもとちがう「あ」になるように、身の回りのあらゆるものごとを「デザインの窓」からのぞいてみようという番組です。 ペットボトルのキャップの裏、駅を行き交う人びとの動き、いつもは見えない機械のなかみ。そこには使う人、作る人、使ったあとのことなどを考えた、さまざまな工夫と気遣いが見えてきます。 未来をデザインするこどもたちと、発見を
今年のパリ2024大会で初めてオリンピック種目となったブレイキン(Breaking)では、現地時間8月9日と10日、パリ中心部のコンコルド広場で16人の女性ブレイカーと16人の男性ブレイカーがメダルをかけて競い合う。 大会にあわせて、ユニバーサル ミュージック グループは、ブレイキン・カルチャーの歴史を称える「Breaking Essentials」と題した新たなプレイリストを公開した。 このプレイリストには、LL・クール・J、メソッド・マン、フォクシー・ブラウン、ビースティ・ボーイズ、パブリック・エナミー、EPMDなど、1980年代から今日までを代表するヒップホップ・アーティストの楽曲に加え、伝説的なジェームス・ブラウンの1986年のアルバム『In The Jungle Groove』からのトラックなどブレイキンのムーブメントとカルチャーに欠かせない楽曲が収録されている。 <関連記事>
私が「サウンドパックとヒップホップ」と「極上ビートのレシピ」の連載を行っていたメディア「Soundmain Blog」のサービス終了に伴い、過去記事を転載します。こちらは2022年9月20日掲載の「サウンドパックとヒップホップ」の第10回です。 なお、この記事に登場する曲を中心にしたプレイリストも制作したので、あわせて是非。 全米チャートの常連となったレゲトン前回取り上げたサブジャンル「プラグ」は、アトランタのヒップホップシーンから始まってインターネットを通して広がり、近年はR&Bやハイパーポップなどと結び付いて発展を遂げているスタイルだった。しかし、プラグがあくまでヒップホップのサブジャンルに留まるのに対し、ヒップホップをルーツに持ちつつも完全にジャンルとして独立しているものもある。現在ではすっかり全米チャートの常連となったジャンル「レゲトン」だ。 レゲトンは、ヒップホップとレゲエの影響
CYBER RUIが1stアルバム『ISSUES DELUXE』を12月6日(水)にリリースすることを発表した。 今作は『ISSUES EP』収録楽曲に10曲の新曲を加えた、全14曲を収録。メイン・プロデューサーはLYNN(COOL KIDS NEVER SLEEP)が担当し、21 Savageなどを手がけるアトランタのプロデューサー・Swing The Swordも参加している。客演にはシカゴ出身のDre R、アトランタ出身のLonestar Voidを迎えた。 また、12月16日(土)にCIRCUS TOKYOにて開催される『REBOOT YOUR ISSUE TOUR FINAL』のラインナップも発表された。「Keep Talkin」のリミックスを手がけたFellsiusや、CYBERHACKSYSTEM、FUJI TRILLなどが出演。アーティスト・ユニットMESが手がけるビジュア
OMSBに聞く、ラッパー・ビートメイカーとしてのMPC&DAW論。歌寄りのフックが増えた理由も“機材の変化”? 音楽家の経歴やターニングポイントなどを使用機材や制作した楽曲とともに振り返る連載「音楽機材とテクノロジー」。第14回に登場してもらうのは最新アルバム『ALONE』とそれを携えた初ワンマンライブが評判だったOMSBだ。 SIMI LABのメンバーとして名を馳せて以来、ラッパー/ビートメイカーとして多岐に渡る作品に携わってきた彼はどのような機材とキャリアを歩んできたのだろうか。初めてのビートメイクやラップ、MPCやDAWを導入したころの思い出など、興味深いトピック満載でお届けしよう。 「MPCは簡単な英単語さえ分かれば、使うほどに理解が深まるのが楽しかった」 ――OMSBさんはビートメイクとラップの両方をされていますが、始めたのはどちらが最初でしたか? OMSB:ビートメイクからです
『ゲゲゲの東京 / 十影 feat 輪入道 , UZI pro. ZOT on the WAVE 』OFFICIAL MUSIC VIDEO Directed by Shintaro Kunieda 十影 3rd ALBUM『ネ申伝説』収録の「ゲゲゲの東京 feat. 輪入道 & UZI」が原曲•インスト•インスト(サビ入り)•アカペラの4曲をまとめたEPとしてリリース!!! 2018.5.23 Degital Release !!! 十影「ゲゲゲの東京」EP ¥450 【Track List】 1. ゲゲゲの東京 feat. 輪入道 & UZI 2. ゲゲゲの東京 feat. 輪入道 & UZI(Inst) 3. ゲゲゲの東京 feat. 輪入道 & UZI(Hook有りInst) 4. ゲゲゲの東京 feat. 輪入道 & UZI(Acappella) 【iTunes】 h
1973年ニューヨーク生まれ。専門は哲学・キリスト教思想。関西学院大学神学部准教授。東京大学21世紀COE研究員、南山大学人文学部准教授を経て、現職。編著書に『ディスポジション──哲学、倫理、生態心理学からアート、建築まで、領域横断的に世界を捉える方法の創出に向けて』(現代企画室、2008)、2017年にThe New School for Social Researchの心理学研究室に留学し、以降Moral Foundation Theoryに基づく質問紙調査を日米で行いながら、宗教などの文化的背景とマインドセットとの関係について、道徳的判断やリスク志向に注目し研究している。 Twitter @tami_yanagisawa ケンドリック・ラマーが5年ぶりにフルアルバム『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』をリリースした。すでに複数の優れた解説が示しているように、このアルバム
CHAPTER6:トラップ・ビート Vol.2 みなさんこんにちは、松尾啓史です。今回は、前回に引き続き、トラップ・ビートの分類について踏み込んでいきたいと思います。それぞれのリズム・パターンの特性とルールのようなものを感覚的に掴むことができれば、実際の演奏時にも楽曲に合わせた適切なスタイルをチョイスし、リズム・パターンに統一感を持たせることができるようになります。ぜひ覚えておくと良いでしょう! “トラップ・ビート”はどんなジャンルの音楽で使う? トラップ・ビートはさまざまな音楽シーンで使用されており、トラップ・ミュージックという限られた音楽ジャンルに限定されるものではなく、EDMなど近しいジャンルの音楽にも積極的に用いられています。世界の大ヒット・ソングにトラップ・ビートを組み込んだ楽曲も多く、プリミティヴなHIP-HOPトラップの概念から徐々に形を変え、我々の馴染みのある音楽ジャンルへ
ロバート・グラスパーの最新作『Black Radio III』をより深く味わうために、「Jazz The New Chapter」シリーズで知られるジャズ評論家の柳樂光隆が監修した「ロバート・グラスパー相関図」が先ごろ公開。ここでは独自のプレイリストも交えつつ、柳樂にグラスパーの歩みと影響力について解説してもらった。 1. 「ゲームチェンジャー」としてのロバート・グラスパー 21世紀のジャズというより、今日までにおけるライブ・ミュージックの領域において、ロバート・グラスパーが果たした貢献はとてつもなく大きい。 「ジャズとヒップホップ/R&Bを融合した」と評されがちだが、幼少期にゴスペルから出発して、高校〜大学でジャズを学び、同時にヒップホップ/R&Bのセッションにも顔を出してきたグラスパーは、そもそもジャンルが分かれているという意識が極めて希薄だ。さらにグラスパーが特別だったのは、それぞれ
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