企業はどのような節電対策をすべきか。日本HPの山中伸吾氏は、費用ゼロからでも可能な、効果的なサーバーの節電方法を指摘する。そのポイントは5つだ。 今すぐ可能な対策を知る—費用ゼロでも電力は削減できる 政府は夏場の電力需要のピークに向け、企業などの大口需要家に需給調整契約への加入を要請するほか、ピーク時の最大使用電力を25%程度、小口需要家でも20%程度の削減を求めている。新たな有事が発生した場合には、電気事業法に基づく強制的な使用制限も考えられる状況下で、サーバーを大量に抱える企業は、具体的にどのような節電対策を行えばよいのだろうか。 「計画停電と電力の総量規制では、節電対策が全く異なります」 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP) エンタープライズサーバー・ストレージ事業統括 サーバーマーケティング統括本部 サーバー製品戦略室 室長の山中伸吾氏は、まずこのように指摘した。 そのう