リーダーシップを発揮するには、結局は人の心を動かすことが基本となる。そのツールとして「ストーリー」がある。 メンバーの自発的行動をうながす 前回は、コミュニティー開拓者としてのリーダーシップ・コミュニケーションの役割について、「意義構築者」の観点から考えてみた。今回はその続きとして、「ストーリーテラー」の観点をみてみよう。これらのコミュニケーションをこなすことで、リーダーであるあなたは、職場をみなが生き生きと働けるコミュニティーに変えることができる。 リーダーが職場のメンバーを動かしていく際に、権限や指揮命令系統、業務上の目標、役割分担や責任、スケジュール、評価指標の明確化などが必要である。これらは最低限必要な約束事だが(ただし、これらが以外にできていなかったりもする)、これだけではメンバーは職場にコミュニティーを感じ、自ら自律的意欲を持って動いていくとは限らない。むしろ、義務だから、責任
信頼されるリーダーの条件は「有言実行」である。言っていることと行動が逆であったりすれば、それは「職場のウソ」として定着してしまう。 「ついて行きたい」人は「信頼できる」人 前回は、コミュニティ開拓者としてのリーダーの役割について、「ストーリーテラー」という視点で考えてみた。今回はその続きとして、「信頼構築者」の役割についてみてみよう。信頼構築者としてのコミュニケーションをこなすことで、リーダーであるあなたは、職場をキュッとまとめることができる。 私たち、リーダーが職場のメンバーと向き合うとき、やはり自分がリーダーであるということを当然のことながら意識する。しかし、その意識は普通どういう行動に反映されるだろうか。それは、次の3つに反映される。すなわち、 (1)私は何でも知っている。 (2)私は事態を掌握している。 (3)すべては順調に行っている。 しかし、それを聞く側の部下、あるいはみなさん
町の電器屋さんが家電量販店に勝つ方法はあるのか。そこで重要になるのはバリュープロポジションという考え方だ。顧客の自宅まですぐに修理に来てくれるなどライバルが真似できない強みを発揮すれば十分可能である。 現代ほどわたしたちに戦略が求められている時代はありません。今後、戦略策定力への期待は高まっていきます。顧客との関係を構築するCRMも、策定された戦略の中で位置づけを明確にし、実践していく必要があります。 バリュープロポジションから始まるマーケティング戦略 しかし、実際に戦略を策定し実施している様子を見てみると、勘所を押さえずに戦略を策定したり、現場の人たちが全く動かなかったりして 、戦略が失敗することがあります。世の中には数多くの戦略やマーケティング理論に関する書籍が出版されていますし、MBAに準じたマーケティング手法も広まっていますが、そのままビジネスの現場で当てはめて構築し、実施しようと
1-1 なぜタスクチームなのか? 「社運を懸けた新規事業がなかなか立ち上がない」「収益源である中核事業の売り上げが急落している」「会社全体の顧客満足度やブランド認知度が長期で低落傾向にある」――。こうした場合に結成されるのが「タスクチーム」だ。 タスクチームとは、特定の課題に対して組織の間の壁を越えて取り組み、単一の部門では対処しきれない問題を解決するチームのことを指す。組織の風通しを良くし、全体で成果を出す仕組みに変革するための方法論とも言える。 わたしはマーケティング戦略を本職としている。マーケティングには複数部門を調整しながら成果を上げることが求められる。冒頭のような問題が起こった場合、リーダーまたはメンバーとしてタスクチームに参加することも多い。 あるタスクチームにメンバーとして参加した時のことだ。最初の話し合いで「このタスクで何をするのか、その目的を定義しよう」と提案した。過去の
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