かつてパソコン市場をリードしたアメリカのIT企業「マイクロソフト」。 コンピューターの主役が、スマートフォンやタブレット端末に移った今、ライバルのアップルやグーグルに業界の盟主の座を奪われています。 14年ぶりに交代した経営トップの下で、どのように遅れを取り戻そうとしているのか、アメリカ総局の芳野創記者が解説します。 マイクロソフトの前に立ちはだかるアップル 先月下旬、アメリカ西部のサンフランシスコで開かれたマイクロソフトの記者発表会。 サティア・ナデラCEO=最高経営責任者にとっては、ことし2月に経営トップに就任してから、初めての公の場での発言となりました。 会場に入って驚いたのは、そのスペースの小ささです。今回、招待された記者は80人ほど。14年ぶりに交代したトップの対外発表の場としては、とても控えめな印象を受けました。 そして、もう1つ印象的だったのは、記者たちが手にしてい
