路上でトラブルになった男性の耳をそぎ落として重傷を負わせたなどとして、警視庁組織犯罪対策2課が傷害などの疑いで、中国残留孤児の2世らを中心としたグループ「怒羅権(ドラゴン)」のメンバーの男の逮捕状をとったことが5日、捜査関係者への取材で分かった。近く逮捕する方針。 犯行には、ほかのメンバーが関与している疑いもあることなどから、組対2課は男を逮捕し次第、グループの拠点で、中心メンバーが関係するとみられる東京・錦糸町の中華料理店など関係先を家宅捜索し、事件の経緯を詳しく調べる。 捜査関係者によると、メンバーの男は先月14日、都内で男性に因縁をつけ、殴る蹴るの暴行を加えたうえ、耳を刃物で切断するなどして、重傷を負わせたなどの疑いが持たれている。 男は近くを通りかかった男性に「視線があった」などと言いがかりをつけ、激しく暴行を加えたという。被害者の男性は、暴力団関係者だった。 事件当時、男は、ほか