8月5日、スペイン南端の英領ジブラルタル政府は、スペイン政府が魚礁建設への報復措置として通行税徴収や航空機の飛行禁止を検討していることについて、あたかも武力をちらつかせて脅迫する北朝鮮のようだ、と非難した。写真はジブラルタル。昨年5月撮影(2013年 ロイター/Jon Nazca) [ロンドン 5日 ロイター] - スペイン南端の英領ジブラルタル政府は5日、スペイン政府が魚礁建設への報復措置として通行税徴収や航空機の飛行禁止を検討していることについて、あたかも武力をちらつかせて脅迫する北朝鮮のようだ、と非難した。 対立が深まるきっかけとなったのは先月、ジブラルタルが海にコンクリートのブロックを沈めて魚礁の建設を始めたことだった。スペイン政府は、魚礁は自国の漁船を妨害するものだと反発し、報復として国境検問の強化を始めた。その結果、ジブラルタルへの観光客が猛暑の中、6時間も待たされる事態とな