「BWCHINESE中文網」は3月24日、リー・クアンユー氏の「日本を凡庸な国に変えたのは何か」と題する記事を掲載した。内容は下記の通り。 日本が直面している最も深刻な課題は、人口問題だ。日本社会は高齢化が深刻で、若い世代の数が不足している。これと比べれば、停滞に陥った経済、リーダーシップのある指導者の不足といったその他の問題は、問題にもならないほどだ。日本の人口問題が効果的に解決されなければ、国の将来は暗いものになる。 シンガポールも低出生率の問題に直面しており、私たちは日本と比べて楽観できるわけではない。しかしこの二つの国には、本質的な差がある。シンガポールは移民受け入れにより、この問題の一部を解決した。 一方で日本人は移民排斥で有名な民族だ。いわゆる大和民族の純血を維持することは、日本人にとって当たり前の、根深い考えのようだ。これが原因で、外国の移民受け入れにより出生率の問題を解決し