[この記事は火曜日の連載、GTD 再入門の第四回です。今回は GTD のシステムの歯車、バケツとコンテキストについて] 朝起きると、それはすでに届いています。そして「今日はあのファイルを忘れないように」と起き抜けの眠い頭脳に呼びかけます。 職場に着くと、それは机の上の目につくところにすでに置いてあります。そして「今日はまずこの仕事から始めるように」と有無を言わさずあなたに命令します。 行きつけのお店にいっても、やっぱりそれは追っかけてきます。そして「君は 60W の電球を買うんだ。そう決めただろう?」と念を押してきます。 いつも自分の考えを一歩先回りして、「何をするんだっけ?」と思う前から答えをささやくこの小さな存在、それが GTD がうまくいっているときの「リスト」です。 GTD がストレスフリーの仕事術である理由の一つに、「いま、ここでできること」に集中できるという点があります。言い換