弘南鉄道大鰐線について、沿線自治体の弘前市長と大鰐町長が存続に前向きな姿勢をみせました。バスの運転士不足により、代替交通の確保が困難であることを理由に挙げています。 2021年度から長期支援 弘南鉄道は青森県弘前市を起点に弘南線、大鰐線の2路線を持つローカル私鉄です。弘南線は弘前~黒石間16.8kmを結び、大鰐線は中央弘前~大鰐間13.9kmを結びます。 両線とも利用者の減少が続いていて、2021年度の輸送密度は弘南線が1,897、大鰐線が400です。沿線自治体は2021年度から10年間に渡る長期支援計画を立案し、両線の運行費や設備投資費を補助してきました。 ただ、利用状況が悪い大鰐線については、2023年度末に経営改善などの状況とその後の見込みを評価したうえで、「2026年度以降のあり方を事業者と協議する」としました。 要するに、弘南線は2030年度まで支援するが、大鰐線については、20
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