2011/8/2411:16 あの戦争から学ぶべきこと 山口浩 2011年8月15日、日本は66回目の終戦の日を迎えた。何をもって「終戦」とするかについては、正式には議論があるらしい(日本が降伏文書に調印したのは9月2日)が、少なくとも多くの日本人がこの日、つまり昭和天皇による玉音放送が行われた日をもって戦争の終結を認識したということについては、あまり異論はないだろう。今年は3月に東日本大震災と福島第一原発事故があったことから、これらの件と戦争に関連するあれこれを重ねて論じる人が少なくない。 宜シク挙国一家子孫相伝ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ 15日に開催された全国戦没者追悼式における菅首相の式辞にも、こんなくだりがあったようだ。おそらくこの詔勅をふまえたものなのだろう