エジプト南部ルクソール近くで見つかったミイラの木棺。同国考古省提供(2016年11月13日提供)。(c)AFP/EGYPTIAN ANTIQUITIES MINISTRY 【11月14日 AFP】スペインの考古学者チームが、数千年前のものとみられる、非常に状態の良いミイラをエジプト南部ルクソール(Luxor)近くで発見した。同国考古省が13日、発表した。 同省発表の声明によると、ミイラが見つかったのは、カイロ(Cairo)の南約700キロに位置するナイル川(Nile river)西岸の墓。墓は、紀元前1075年~同664年のものと考えられるという。 リネンで覆われたミイラは石膏で固められ、鮮やかに彩色された木棺に納められていた。木棺はトトメス3世(Thutmose III)時代に建てられた寺院跡近くに埋められた。ミイラは、当時のエジプト王に仕えた人物とみられるという。 考古学者チームによる