読売新聞記事に、臨界事故を隠蔽していた志賀原子力発電所1号機が運転を停止したことで、 二酸化炭素の排出が大幅に増える見通しとの記事が出ている。 北陸電力はその歴史と立地的経緯から水力のウェートが高く、豊富な電力供給があったことで原発導入が遅かったということもあり、 火力に発電を振り分ければ供給的には問題ないのだろう。 だが、北陸電力の唯一の保有原発である志賀原発が停止し、火力に供給を振り分けることは 北陸電力の二酸化炭素排出の削減に大きな影響が出るということになる。 データで見る北陸電力にもあるように、 北陸電力は火力を一掃する勢いで原発依存を強めようとしていただけに影響は大きそうである。 読売の記事では、京都議定書に基づく1990年比6%削減目標に対し、2003年実績で7.7%増となっているが、 このうち4.8%分の増加は東京電力が17基の原発を停止し火力に切り替えたことなどの影響とも報