携帯電話の利用者に朗報だ。総務省が、携帯電話端末を特定の通信会社でしか使えないようにしている制限、「SIMロック」を解除する方針を打ち出したのだ。これにより、携帯電話選びの自由度が格段にアップし、通信料金の引き下げも期待できるという。 内藤正光総務副大臣は2日夜、今後販売される携帯電話について、販売から一定期間が過ぎたら、利用者の求めに応じてSIMロックを解除するよう通信会社に求める方針を発表した。 SIMロックは、携帯電話端末に電話番号など利用者の情報が書き込まれたSIMカードにかけられた制限のこと。海外では、同カードを差し替えるだけで、複数の携帯電話会社の通信サービスを利用できるようになっているが、日本ではできない。 制限が解除されると、通信方式が同じNTTドコモとソフトバンクモバイル同士ならば相互乗り換えが可能。ソフトバンクモバイルで展開する「iPhone」をドコモで使うことも