スコットランドのスカイ島で、新たに恐竜の足跡50個が見つかった。その多くが竜脚類と呼ばれる首の長い恐竜のものだ。(PHOTOGRAPH BY STEVE BRUSATTE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE ) 今から1億6000万年以上前、後に英国となる土地に点在する潟湖の周りを、竜脚類と呼ばれる首の長い恐竜が歩き回っていた。その恐竜たちの足跡が、英スコットランド、スカイ島の激しい波が打ち寄せる海岸で大量に見つかった。(参考記事:「スコットランドの海岸に恐竜の足跡を大量発見」) スカイ島の岩の多い海辺に立って眺めると、恐竜の巨大な足跡はまるで潮だまりのようだ。ただしよく観察すれば、そこに恐竜の足の輪郭を見て取れる。 「この足跡は長年の間、ありふれた風景の中に隠れていました」と、米国の南カリフォルニア大学の古生物学者、マイケル・ハビブ氏は言う。「これを見ると、竜脚類