PHPカンファレンス関西2024での発表資料です https://fortee.jp/phpcon-kansai2024/proposal/42712995-5f3e-4c68-a951-39584eac95a1

PHP8.2 / PHP8.1 / PHP8.0 / PHP7.4 2021/11/26にリリースされました 2021/07/20、PHP8.1がフィーチャーフリーズしました。 言語機能に関わるような機能の追加・変更が締め切られたということです。 今後はデバッグを繰り返しながら完成度を高めていき、2021/11/25にPHP8.1.0がリリースされる予定です。 というわけでPHP8.1で実装されるRFCを見てみましょう。 RFC Fibers 賛成50反対14で受理。 Fiberです。 PHPで非同期コードを書けるようになります。 $fiber = new Fiber(function (): void { $value = Fiber::suspend('fiber'); echo "レジュームした。$value: ", $value, "\n"; }); $value = $fiber
PHPとPythonとRubyの連想配列のデータ構造がそれぞれ4〜5年ほど前に見直され、ベンチマークテストによっては倍以上速くなったということがありました。具体的には以下のバージョンで実装の大変更がありました。 PHP 7.0.0 HashTable高速化 (2015/11) Python 3.6.0 dictobject高速化 (2016/12) Ruby 2.4.0 st_table高速化 (2016/12) これらのデータ構造はユーザーの利用する連想配列だけでなく言語のコアでも利用されているので、言語全体の性能改善に貢献しています1。 スクリプト言語3つが同時期に同じデータ構造の改善に取り組んだだけでも面白い現象ですが、さらに面白いことに各実装の方針は非常に似ています。独立に改善に取り組んだのに同じ結論に至ったとすれば興味深い偶然と言えるでしょう2。 本稿では3言語の連想配列の従来実
最近自宅引きこもりで時間ができたので、YouTube動画を投稿するようになりました。みんな見てねー。 徳丸浩のウェブセキュリティ講座 そんなことで、次の動画は、お気に入りのPHPの脆弱性 CVE-2018-17082 を取り上げようと思ったんですよ。表向きXSSで出ているけど、金床さんのツッコミにもあるように、実はHTTP Request Smuggling(HRS)だというやつです。でね、下準備であらためて調べていると、なんかよく分からない挙動がワラワラと出てくる。なんじゃ、こりゃ。CVE-2018-17082 全然分からない。僕は気分で CVE-2018-17082 を扱っている… で、雑に整理すると、以下のような感じなんです。 古い環境だとCVE-2018-17082は発現しない(2015年以前) 少し古い環境だとCVE-2018-17082は発現する 新しい環境だとCVE-2018
サマリ PHPサーバーサイドプログラミングパーフェクトマスターには、PHP入門書としては珍しくクロスサイト・リクエストフォージェリ(CSRF)対策についての説明があるが、その方法には問題がある。アルゴリズムとして問題があることに加えて、実装上の問題があり、そのままコピペして用いると脆弱性となる。 はじめに 古庄親方の以下のツイートを見て驚きました。 CSRF用のトークンの作成 $token = password_hash(mt_rand(), PASSWORD_DEFAULT); ってのを書籍で見た………もンのすンげぇなぁ(苦笑 書籍名でググって調べる……評判が悪いので、まぁ、納得っちゃぁ納得。 — がる (@gallu) July 17, 2019 CSRFトークンの生成に、password_hash関数を使うですと? 親方に書籍名を教えていただき、購入したのが、この記事で紹介する「PH
現在開発中のPHP 8にJITコンパイラを組み込むべきかどうかを決定する投票が3月28日に締め切りを迎え、賛成が50票、反対が2票と圧倒的多数で可決されたことが、発表されました。 JITコンパイラはプログラムの実行時にコンパイルを行い、ネイティブコードを生成して実行するというもの。事前にコンパイル作業が不要なためプログラムを手軽に実行できるうえ、ネイティブコードによる高速な実行が期待できることが特徴です。 投票に参加したのはPHPの開発に貢献しているプログラマなど。同時にPHP 7.4へのJITコンパイラの実験的組み込みについても投票が行われましたが、こちらは賛成18、反対36の結果となり否決されました。 PHPは2015年12月、PHP 7へと10年ぶりにバージョンアップした際、PHP 5と比較して2倍以上の大幅な性能向上を果たしています。 参考:「PHP 7」登場。10年ぶりのメジャー
一般社団法人BOSS-CON JAPAN(代表理事:吉政忠志、所在:東京都世田谷区、以下「BOSS-CON JAPAN」)は、BOSS-CON JAPAN内組織であるPHP技術者認定機構が国内Webセキュリティ第一人者である徳丸浩氏が代表を務めるEGセキュアソリューションズ株式会社の支援を受け、ウェブ・セキュリティ試験(通称:徳丸試験)を2019年12月より開始することを発表いたしました。なお、本試験問題はEGセキュアソリューションズ株式会社が作成いたします。 ■ウェブ・セキュリティ試験実施の背景 全世界で稼働しているWebサイトは5億サイトになりました。企業にとっても重要な位置づけになるため、サイバー攻撃の対象となるケースも増え、攻撃手法も複雑かつ巧妙になってきています。よってウェブ・セキュリティに対する対策は以前よりまして緊密且つ迅速に施さなければなりません。ユーザ、開発者に対してより
エグゼクティブサマリ PHPの脆弱性CVE-2018-17082はXSSとして報告されているが、現実にはXSSとしての攻撃経路はない。一方、Apacheのmod_cacheによるキャッシュ機能を有効にしているサイトでは、キャッシュ汚染という攻撃を受ける可能性がある。 概要 PHPの現在サポート中のすべてのバージョンについて、XSS脆弱性CVE-2018-17082が修正されました。以下は対応バージョンであり、これより前のすべてのバージョンが影響を受けます。ただし、Apacheとの接続にApache2handlerを用いている場合に限ります。 PHP 5.6.38 PHP 7.0.32 PHP 7.1.22 PHP 7.2.10 PHP 5.5以前も対象であり、これらは脆弱性は修正されていません。 脆弱性を再現させてみる この脆弱性のPoCは、当問題のバグレポートにあります。 PHP ::
PHPerKaigi 2018でタイトルの登壇をしてきました。 phperkaigi.jp 登壇内容は下記の通りです。 speakerdeck.com 伝えたいことはスライドに大体あるし、勘所については過去のブログでもまとめています。 soudai.hatenablog.com 昨今のWebサービスは外部のサービスと連携し合うのは当たり前ですし、自分たちのサービスが違うサービスによって影響を受けたり、影響を与えたりすることも当たり前になっています。更にサービスは常に機能を追加・変更・削除することで進化しているのですからモニタリングの対象も常に変化しているはずです。ですのでWebサービスとしてどのようにあるべきかというところがモニタリングの勘所となります。もう少し説明するとサービスはServerに紐付いていないがシステム全体に影響するメトリックもありますよね?それも勿論モニタリングしましょう
動きの早いフロントエンド界隈や他の言語の躍進の話題に押されて、いつまでも古い知識のままPHPで開発していませんか? 知識のアップデートに役立つ、最近のフレームワークの動向を、ちょっと辛口な現状分析とともに。 私が約1年前に書いた記事の続きを書くことにしたのは次の質問を受けたからです。 Q:PHP MVCフレームワークについて近況を教えてください。(2017/2/24) A:PHPのフレームワークといえば、現時点ではLaravelとSymfonyに尽きます。これから新しいプロジェクトを始めるなら、わざわざCakePHP、Zend、CodeIgniter、Yiiなどを使う理由は見当たりません。これらのフレームワークを使い慣れているか開発経験のある開発者がいないのなら、使う理由はないでしょう。 実際に開発が始まったら、ツールやプラグインを集めたり、よくある問題への対処方法を調べたりする必要があり
PHP 5からPHP 7への移行で、Tumblrはレイテンシが半分、CPU負荷も半減。テストツールでPHP 7への移行に問題ないかをチェック PHPの10年ぶりのメジャーバージョンアップとして昨年12月に登場した「PHP 7」は、PHP 5と比べて2倍以上の実行速度を実現するとリリース前からPHPの生みの親であるRasmus Lerdorf氏自身が説明してきました。 PHP 5からPHP 7へと内部システムのアップデートを行ったTumblrはその成果をブログで発表し、たしかにPHP 7のへ移行したことで実行速度が2倍になったことを裏付けています。 静的解析と自動テストでPHP 7への移行に問題がないかを確認 Tumblrが公開したブログ「Tumblr Engineering — PHP 7 at Tumblr」によると、Tumblrがその内部で稼働しているシステムをPHP 5からPHP 7
2. 徳丸浩の自己紹介 • 経歴 – 1985年 京セラ株式会社入社 – 1995年 京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)に出向・転籍 – 2008年 KCCS退職、HASHコンサルティング株式会社設立 • 経験したこと – 京セラ入社当時はCAD、計算幾何学、数値シミュレーションなどを担当 – その後、企業向けパッケージソフトの企画・開発・事業化を担当 – 1999年から、携帯電話向けインフラ、プラットフォームの企画・開発を担当 Webアプリケーションのセキュリティ問題に直面、研究、社内展開、寄稿などを開始 – 2004年にKCCS社内ベンチャーとしてWebアプリケーションセキュリティ事業を立ち上げ • 現在 – HASHコンサルティング株式会社 代表 http://www.hash-c.co.jp/ – 独立行政法人情報処理推進機構 非常勤研究員 http://www.
今回はオールアバウトのnnmrが弊社サイトAll About Japanの速度を高速化した経緯についてまとめます。 All About Japanとは そもそもAll About Japan(以下AAJ)とは何かといいますと、弊社が提供している訪日外国人向けの日本紹介サイトです。 外国人向けサイトで、英語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、タイ語、韓国語の5か国語に対応しております。 「Anime」「Izakaya」「Ninja」といったような特集や、実際に観光する人向けのモデルルート記事が特色です。 ■ 特集 (url : http://allabout-japan.com/en/tag/sushi/ ) ■ モデルルート記事 (url : http://allabout-japan.com/en/article/222/ ) 技術的な紹介 LAMP環境です。 (サーバー構成は後に記述
外部から簡単にHTTP_PROXYという環境変数がセットでき、サーバ間通信や外部サイトと連携している場合に影響があるかもしれない脆弱性です。(HTTPoxy. CVE-2016-5385) PHPの場合はphp-fpm, mod_php, Guzzle4以上やいくつかのライブラリで影響あります。 対応方法は簡単です。 Apache側で対応する場合は、mod_headerを使える状況であれば、confファイルに下記の1行を追加。 RequestHeader unset Proxy FastCGIの場合は下記の1行を追加。 fastcgi_param HTTP_PROXY ""; Guzzleは6.2.1で対応されたようです。 Release 6.2.1 release · guzzle/guzzle · GitHub コミットログを見ると、CLIの時のみ、getenv('HTTP_PROXY
#自己紹介 @pugiemonn といいます。 オンラインサロンプラットフォームを手掛けるシナプス株式会社で開発とマーケティングを担当しています。 #今日の話 1年前にレガシー環境に参加したメンバーがレガシーな問題に対して、どのような取り組みを行ってきたかお話します。 #開発チームメンバーゼロ問題 #社長1人で3年開発していた 1人で走るのはつらい 突然ユーザー数が増加しはじめピンチに #求人がんばった結果 チームメンバー10名(インターン生含む)になりました✨ バージョン管理されてない問題 #1人だったのでバージョン管理など無かった GitとGithubを導入した結果 まずはSourceTreeから 作業ログがわかるようになった 問題発生箇所の調査が容易に #作業がチケット化されていない問題 #1人だったのでチケットなど無かった 何のタスクかわからない チケット管理した結果 何の作業かわ
BASEは、昨年末のメルカリ社との関係性が高まったことを期に改めて採用を強めている。中心となるのは、強力に事業を推進するところにコミットしてくれるエンジニアの募集だ。 先日、リブセンスの桂さんに当社にお越しいただいて、結構ハードな対談を収録した。 BASEえふしん×リブセンス桂 CTO対談(前編)―今求められるエンジニアは、自分の会社から「はみ出ている人」― 桂さん、バシバシ、突っ込んでくるもんだからついついハードな発言をしているかもしれない。 最近、思っているのがどうやってPHPを扱う会社で優れた人材に来ていただけるか?という部分。 PHPは、多分、今も昔も中心なんだか周縁なんだかわからない立ち位置にいる。PHPをPHP市場だけで捉えると、高トラフィックなサービスを経験するという、「良い経験をしてきたエンジニア」は、藤本さんところのグリー社、グリー出身者、最初からPHPを活用していたYa
「PHP 7」登場。10年ぶりのメジャーバージョンアップで実行速度はPHP 5の2倍以上に、PHPの生みの親が語る。PHPカンファレンス2015(前編) WordpressやFacebookなど、Webのさまざまなサービスで使われているPHP言語。約10年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「PHP 7」がもうすぐ登場予定です。 PHP 7では互換性を維持しつつ、従来のPHP 5と比べて2倍以上の性能向上やメモリ使用量を低減するなど、大きな改善が実現されます。 そのPHPの生みの親であるRasmus Lerdorf氏が来日し、10月3日に都内で行われた「PHPカンファレンス2015」の基調講演「SPEEDING UP THE WEB WITH PHP 7」においてPHP7の新機能や性能について詳しく解説しました。 その内容をダイジェストで紹介しましょう。 SPEEDING UP THE W
2. アジェンダ • Webサイトへの侵入経路とは • 怒涛のWordPressサイトへの侵入デモ6連発 – パスワードクラック – PHPの脆弱性に対する攻撃 – プラグイン脆弱性に対する攻撃 – シンボリックリンク攻撃 – SQLインジェクション攻撃 – JSON HashDos • 対策の考え方 2 Copyright © 2012-2015 HASH Consulting Corp. 3. 徳丸浩の自己紹介 • 経歴 – 1985年 京セラ株式会社入社 – 1995年 京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)に出向・転籍 – 2008年 KCCS退職、HASHコンサルティング株式会社設立 • 経験したこと – 京セラ入社当時はCAD、計算幾何学、数値シミュレーションなどを担当 – その後、企業向けパッケージソフトの企画・開発・事業化を担当 – 1999年から、携帯電話向
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