ドゥルーズの対談フィルム・Abécédaireが収録されたのは1988年である。その前年まではパリ8で教鞭をとっていたので、退官した翌年ということになる。WIKIで知ったことだが、生前に放映することを禁止するという条件で、ドゥルーズはこの企画を承諾したようである。しかし実際は、94年末からARTEにて少しずつ放映されることになったことが、ここに書かれている(pdf)。450分に及ぶ対談の全編は、VHSとDVDに収められ、Montparnasse社から出ている。ドゥルーズの著作は、現在進行中の「シネマ1」を除いて、すべて翻訳されていると思うが、この対談の字幕つけは誰かやっているのだろうか。数人集まってやれば、1ヶ月ぐらいでできると思うのだがどうなんだろう。でも字幕を加えて新たなヴァージョンとなれば、日本語だけというわけにもいかないだろうから、いろいろと面倒なことなのがあるのかもしれない。いず