あけましておめでとうございます。新年の挨拶と今年の抱負を話そうと思います。 もともと自分の活動動機は「発明を生む」ことにある。目の前で新しい何かが生まれる瞬間に立ち会えるほど心踊る瞬間はない。サンフランシスコで完全自動運転車に乗った時の衝撃、ブロックチェーンに出会ったときの衝撃、そんな「衝撃」の連鎖を生みたい。そして自分も一番大きな衝撃を与えたい。 2023/03 会社を閉じる 2023年、サンノゼでジョージタウン大学の松尾教授にお会いした。ビットコインやサイファーパンクが生まれた歴史についてお聞きしていくうちに、自分がやりたい発明のために必要なのは起業ではなく研究者としての知識・経験だと思い、会社を閉じて大学院に行くことを決めた。と同時に、せっかく日本にいる間に、発明に適した環境を日本にも作れないかと考え至った。 発明が生まれやすい環境については非常に興味があり、いくつかの文献をもとに「
2018年7月の「HashHubカンファレンス」で講演させて頂いた折、今後この分野が産業として離陸・飛躍していく上では、「プロトコル成熟」「ユースケースフィット」および「レギュレーション整合」が重要な成功要因となると述べた。 暗号通貨や暗号資産といったクリプト関連のトピックを観察する上で、そのベースになるのが日進月歩で進化する「テクノロジー」の動向だろう。用途およびそれを実現するための課題解決にむけて様々な技術開発が行われている。それらテクノロジーをベースとして、ニーズに応え社会課題解決に資するべく広く展開が進められているのが「ビジネス」の動向だ。そして、社会にビジネスやサービスの形で出していく上で不可欠なのが社会規範とのすりあわせであり、この規範も新たなテクノロジーやビジネスの形態をカバーすべく日々新たな視点が盛り込まれようとしていることから「規制」の動向も注視しておく必要がある。 そこ
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 本記事は K3 Advent Calendar 2024 23日目の記事です 本記事では、趣味がSurveyで毎日論文漬けの僕から、論文の探し方・読み方のTipsを伝授します! もちろん、研究分野によっても論文の書き方や特徴は変わってきます!基本的に普遍的なことを書くつもりですが、僕の専門であるコンピュータサイエンス・機械学習・コンピュータビジョン・自然言語処理の分野に依存した部分もたたあると思います!あくまで参考程度に、もし指導教員の話とコンフリクトしたら、そちら優先してマージしてください! この記事を読んでる人の中には、来年度から研
無限には多くの種類が存在する「無限」と聞くと、あなたは何を思い浮かべるでしょうか? 無限の可能性、無限の力、無限の欲望、無限の資金…… 私たちは日々の生活の中で数多く「無限」という言葉を耳にします。 実際、近年の脳科学研究では、無限を現わす「∞」という記号が脳にとって数字の一種と認識されているとする、興味深い結果も報告されています。 しかし数学的な無限は具体的な数ではなく、文字通り果てなく続く存在です。 生まれてから死ぬまでノートに数字を書き連ねても、決して無限に到達することはありません。 そのため多くの人々にとって無限は「不思議だけど考えるだけ無駄」なものになっています。 しかし数学者たちは違いました。 紀元前4世紀ごろのインドの数学者たちは、無限には複数の種類が存在し、それらの間に大小の関係が存在すると考えていました。 つまり「大きな無限」と「小さな無限」というように、無限を種類わけし
米Google(グーグル)は2024年12月9日(米国時間)、105個の物理量子ビットを搭載する量子コンピューターチップ「Willow」を発表した。ベンチマークテストでは、最新のスーパーコンピューター「Frontier」で10の25乗年かかる計算を5分未満で実行したという。Willowによる成果は同日、科学誌「Nature」に掲載された。 Willowは超電導方式を採用した量子コンピューターの処理チップ。特徴は、誤り訂正に使用する量子ビット数を増やすほどエラー率を低減できる点だ。実験では、符号化する物理量子ビットを格子状に配列し、3×3格子、5×5格子、7×7格子の順にスケールアップして計測したところ、そのたびにエラー率がほぼ半減したことを確認した。T1時間(量子ビットが励起状態から基底状態に緩和するまでの時間。量子状態が保たれるコヒーレンス時間に影響する)は100マイクロ秒に近づいたとい
仮想通貨の脅威になるか 米Googleは12月9日、105個の量子ビットを搭載する新量子チップ「Willow」を発表した。この発表を受け、量子コンピューティングの進展が仮想通貨やブロックチェーンの堅牢な暗号技術に与える突破リスクが懸念されている。ビットコイン(BTC)はこの発表の影響も嫌気され、前日比2.6%下落した。 関連:仮想通貨暴落で過去最大級ロスカット、相場状況をプロが解説|仮想NISHI 量子コンピュータは、従来のコンピュータでは解けない複雑な問題を解決する可能性を秘めているが、その進化は暗号技術に対する潜在的な脅威として以前から注目されている。量子コンピューティングの性能向上により、暗号アルゴリズムの解読リスクが指摘される場面も増えている。 「Willow」は、「量子エラー訂正」と「量子コンピュータ性能の新たなベンチマーク」という2つの重要な成果を達成した。量子エラー訂正では、
概要 今回は、準同型暗号(暗号化したままデータを計算できる暗号形式) の中でも注目されている「格子暗号」のオープンソースライブラリ OpenFHE の最新バージョン v1.1 系 でできる様になった機能について解説します。 また、実際に動かすことのできるサンプルコードも紹介します。 忙しい人のためのまとめ 新機能 OpenFHEのv1.1を使用すると、次の様な機能を使えるよ ①閾値型のCKKS形式の暗号が使えるよ ②CKKS形式からFHEW(TFHE)形式に暗号状態のまま変換、その逆変換もできるよ この記事ではそのうち、 暗号形式の動的変換 について解説するよ 何が美味しいの? 動的変換 格子暗号形式の動的変換が行えると、 CKKS形式 TFHE形式 のいいとこどりが可能になって嬉しいよ 解説 それでは、実際にOpenFHE1.1系で追加された機能について解説していきます。 暗号形式の変換
HTTPSがインターネットを安全にしたように、準同型暗号はAIのHTTPS時代の幕開けとなります。 今回Appleが発表した技術は、単なる機能追加ではありません。この技術革新は、かつてHTTPSが通信の安全性を革新したように、AIの利用方法を根本から変えようとしています。 🔥 TL;DR AppleがAIの「HTTPS」とも言える準同型暗号をSwiftで実装・オープンソース化 この技術により、データを暗号化したままAI処理が可能に さらに重要なのは: 同様の革新をブラウザでも実現できる技術スタックが揃った WebGPUの登場で、パフォーマンスの課題も解決の見込み AIのHTTPS時代とは? まず、HTTPSがもたらした革新を振り返ってみましょう: 同様に、AI分野でも大きな転換点を迎えています: Part 1: Appleが切り開いた新時代 🚀 準同型暗号の技術的革新 1. 基本アーキ
ChatGPTに「超賢者モード」追加。月額3万円。どう考えてもヤバいやつ2024.12.06 06:37107,915 かみやまたくみ 2024年12月6日、OpenAIがChatGPTに新有料プラン「Pro」を追加しました。価格はなんと…月額200ドル(約3万円)。 目玉は新モデル「OpenAI o1」が利用可能なこと。AIサービスには月3000円ほどの課金プランがあることが多いですが、OpenAI o1は桁がちがいます。 この弩級の値付けが意味するのは、「GPT-4oなどと比べてもさらに、ずっと賢い」ということ。以下、OpenAIの発表内容をみていきます。 専門的な思考・計算が可能発表ではまず、OpenAI o1の数学・コーディング・科学でのテストのスコアが紹介されました。 これまで最新で賢い賢い言われてきたgpt-4oから大幅ジャンプアップ。数学・コーディングの能力が劇的にアップし、
先月から今月にかけて、ソブリンクラウドに関するプレスリリースが相次いだ。一つはNTTデータがソブリンクラウド市場へ参入するというニュース、もう一つがNRIがソブリンクラウドのサービスを拡充するというニュースである。 これによって、現在日本でソブリンクラウドと銘打ってサービスを提供しているベンダは、NRI、富士通、NTTデータの三社となった。三社ともOracle Alloyをかついでいる。日立とNECはソブリンクラウドについてのウェブサイトは作っているが、まだ参入はしておらず様子見のようである。 Oracle Alloyのサービスモデルさて、このように最近何かと耳にする機会の増えたソブリンクラウドであるが、その実体が何で、これがあると何が嬉しいのかというのはあまり理解されていない。それもそのはずで、このコンセプトが切実に意味を持つのは欧州においてであって、日本の置かれている環境においてはいま
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに 今回は東京大学・東大生が公開しているエンジニアが読むべきおすすめ資料をまとめました。 紹介する資料一覧 ut.code(); Learn 50分で学ぶアルゴリズム わかりやすい説明のための10の鉄則 Pythonプログラミング入門 150分で学ぶ高校数学の基礎 仮説思考入門 解像度を上げる AWS入門 AI・データサイエンスの活用事例 人工知能・深層学習を学ぶためのロードマップ(松尾研) 誰でもわかる強化学習 ChatGPT活用法 ut.code(); Learn 東大生が無料で公開しているプログラミング学習サービス「ut.c
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