前の記事 Mac用マルウェア『MAC Defender』 意見共有で「集団の知恵」が低下:研究結果 2011年5月18日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Brandon Keim アムステルダムの『Euronext』証券取引所 Image: Perpetualtourist2000/Flickr 「集合知」(Wisdom of the crowd)とは、多数の個人の推測から、驚くほど正確な平均回答が導き出される統計的現象を指す。個人的バイアスが互いを相殺する結果だ。 集合知は、数量で表わせるような問題の推測において最もよく発揮されるため、集団の知恵というより、「集団の精度」と表現するのが適切かもしれない。この現象は何十年も前から文献に記されてきた。古くは1907年、イギリスの人類学者フランシス・ゴルトンが、見本市の来場者たちは
レーモン・クノーが作成した「理想の書斎のために」という書物目録を、日本の出版状況に照らし合わせて紹介してみようという試み。 元ネタはWikipediaフランス語版に載せられていた「Pour une Bibliothèque Idéale」、1956年にクノーによってまとめられた同名の書籍である。記事にはリスト以外に詳しいことがなにも書かれていないので、これが具体的にどんなことを目指したものだったのかは原書を手に取るまでわからないのだが、残念ながら現在では絶版、古書も出回っておらず、まったく手がつけられない状態になってしまっている。 「Bibliothèque」という語には「図書館」や「叢書」という意味の他に「蔵書」や「書庫」という意味もある。挙げられているのは文学・人文書に関わらず大部のものが多く、「叢書」としたらどうやっても全部で300巻を優に超えるものとなってしまうので、「書斎」に常備
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