高松市の高松大と高松短大は29日、学内の図書館に置く本を学生に選んでもらう「ブックハンティング」を、同市丸亀町の紀伊国屋書店高松店で行い、各学部・学科の代表8人が専門書や小説などを選んだ。 図書館の蔵書は約12万冊だが、学生から「読みたい本がない」という声が多数寄せられ、中には具体的な書名をあげた要望もあることから、学生の希望と蔵書の“ギャップ”を埋めようと3年前に導入。これまでに4回、実施してきた。 購入費は一人上限2万円。学生は店内を回り、学部に関係のある棚などで入念に吟味。気に入った本を見つけると、裏表紙のバーコードに読み取り装置をあて、タイトルや値段などのデータを蓄積していった。 1時間半で経済書やケータイ小説、ジャーナリストの池上彰さんがニュースをわかりやすく解説した本などを選択。卒業論文用に資産運用に関する本を選んだ経営学部4年西森健さん(21)は「図書館には少ない、グラフや図